甘く切ない恋をせよ。〜AnotherStory〜

No.19 ページ19

私は走った。






こんな自分嫌だ。






後ろで私の名前を呼ぶ涼介の声がする。






涼介「A先輩待って下さい!」






貴「なんでっ.....!」






私は涙を拭う。






階段をどんどん駆け上って






ついに屋上にまで来てしまった。






涼介「待って下さい!」






貴「いや!」






反対のドアから出ようとしたら






涼介に腕を掴まれて






涼介「待てよ、A!!」






名前を呼び捨てで呼ばれて、






壁ドンされた。






貴「っ....なんであの子とキスしたの、。なんで一緒にいたのっ....!?」






涼介「課題教えろって言われていきなり告られてキスされたんです!」






貴「証拠は?涼介からした可能性だってあるじゃない。」






ホントはこんなことが言いたいんじゃないのに、次々と言葉出てくる。






涼介を見つめると、キスされた。






貴「んっ。。」






涼介「俺はA先輩にしか自分からはしませんよ!!」






貴「え?」






涼介「俺が一番好きなのはA先輩だけなんですから!!」

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