【デスノート】ビターチョコ【L】

きゅー ページ9

Aside



びっ…くり…した…


竜崎さんでも冗談言うんだ…


一気に集まった熱はすぐに下がらない


顔…まだ赤いかな…



「ワタリ、Aの服を…

オーダーメイドのもので」


「え？！」



突飛な出来事に混乱する私


なんで私の服？！


オーダーメイド？！


A？！呼び捨てになりました？！




「りゅｯ!!竜崎さん!
なんで…私の服なんか……」


いらないですよ…


私すぐ隙をついて逃げる気なんですから…


しかもさっきの話…


なんのためにしたと思ってるんですか…。



「私の服じゃ…サイズがあいません」



「自分の着てた服があるじゃないですか

竜崎さんなにを急に言い出して…」



竜崎さんほんと何考えてるのかわからない…


表情だってあんまり変えないし…



甘いものばっか食べてる甘党ってことしか私にはわかりません



少し黙り込んだあと竜崎さんは私の目を見て口を開く




「Aを施設からひきとります」




……………え




え？！？！？！




「なっ！なにをまた勝手なことを言って！
なんで私が竜崎さんにひきとられるんですか！」



毎回のことであるが竜崎さんはいつも突然だ



突然すぎて私の低脳じゃ理解に時間がかかる



ひきとるって……


私、竜崎さんと住むってこと？


ワタリさんとも住むの？




そんないきなし…勝手すぎますよ…




「もし施設に戻って…誰かにひきとられてしまうなら今ここで私がひきとります

私の側にいてください」




「何言ってｯ……

竜崎さんがここまですることは」



ここまで言いかけた時だ


私のお腹がｸﾞｩ-っと大きな音をたてた


ああもう…こんなときにｯ……


恥ずかしくて何も言えないままでいると



「お腹空いて「ません！！」



竜崎さんの言葉を遮る


恥ずかしい思いっきり聞こえたんだ恥ずかしい恥ずかしい!!


とてつもなく、羞恥心を感じた



「きっ…きにひないれください…」



なんてことだ


恥ずかしすぎて噛んでしまった



これじゃさらに恥ずかしい。




「気づけなくてすみません
持ち物を見た限り、金銭がありませんでした
何も食べないで過ごしてたんですか？」



ｸｽﾘと微笑み私にそう尋ねると自分のそばにおいて食べていたドーナツを「おひとつどうぞ」と
差し出された





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お久しぶり作者です！

いつの間にかお気に入り80人突破！ありがとうございます！
100人いったら番外編など書きたいですね！


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