【デスノート】ビターチョコ【L】

ご ページ5

Aside




「ごめんね…A」


どうしてママ…泣いてるの？


ここはどこ…？


「ちょっとの間…ここで待っててね」


待つ…ママ戻ってきてくれるよね？


パパも…来てくれるのかな…




「バイバイ…A」




ママ……どうして泣いてるの？



ママ居なくなっちゃうの？



パパはどこにいるの？





「────もういやっ!!!」



「お目覚めですか」



え……？



ドアの近くには優しそうな……おじさん…


竜崎さんじゃない


あれ？今の…夢？


なんだ…そっか夢かぁ



「最悪ｯ」



頬に涙がつたってる


泣いてたんだ……これ…何回めだろ…




「だいぶうなされてましたよ」


「竜崎さん……」




眠そうにしながら私のほうへと足を運ぶ


そういえばいま…何時だろ…


キョロキョロとまわりを見渡し時計を探していると




「5時です」と竜崎さんに言われた



なんでこの人はこんなに人のことわかるの……




「お昼頃に目が覚めると思いましたけど…随分はやいですね」



「……長時間寝らんないです。
竜崎さんこそ…寝てていい時間だと思いますけど」



私にとってはだいぶ寝たほうだった


自分が思ってる以上に体は疲れてるのかもしれない


そして意外なのが竜崎さんが起きてたことだ…あとあのおじさん…




「…やることがあるのであまり寝ていられません」



やること…


竜崎さんって何してる人なの……



「…あの人はだれですか」


「あぁ…ワタリです

私の右腕です」



そう言ってすこし微笑んだ竜崎さん


右腕？と聞きたかったが竜崎さんが可愛らしかったのでなんでもよくおもった





「竜崎さん…わがまま言っていいですか…」



「？どうぞ」



「……シャワー浴びたいです」



施設から飛び出したためお風呂なんか一生入れないと思っていた


わたし…すごい汚いのにこんな綺麗なとこで寝てたわけだし…


下を向いたままでいると



「わがままじゃありません」




と優しい声が耳に入った



なんだかんだ竜崎さんは優しい人だ



まだ…信用はできないけど。



「ワタリ、服はありますか？」



「竜崎のしか……」




「だそうです。

私の服になりますが…我慢してください」



わがままを言ったのは私だ


服を貸してくれるだけでもありがたいです…。



「こちらです」



そのあと、ワタリさん？が服を持って案内をしてくれました


着替えとタオルをワタリさんから受け取り、シャワー室へと入り鍵をしめる

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