愛してるからこそ守りたい 【名探偵コナン】

〜6〜 ページ29

高木side






高木「ちょ、ちょっと近藤さん！どこに行くんですか？！」

近藤「ん？凶器探し？」

高木「わ、わかったんですか？！」

近藤「たくさん探しても出なかったんだろう？ゴミ箱など」

高木「は、はい」

近藤「なら犯人は何処かに隠した…けど、１つミスをした」

高木「み、ミス？」

近藤「阿笠さんは犯人が、足引きずってると、言ってたよね？」

高木「はい」

近藤「けどあの容疑者3人は、足を怪我した様子がなかった…つまり、足か靴に何か仕込んでいた」

高木「し、仕込んでいた？」

近藤「そう…ちょっと神主さんと話して、調べる許可取って来い」

高木「ええ？！」

近藤「早く」

高木「わ、わかりましたよ！」

なんか…いつも良いように使われてないか？

ハハ…

僕は神主さんとお話しし、調べる許可を貰った

高木「近藤さん！許可取りました！」

近藤「よし…高木、お前も手伝え」

高木「…え？」

そう言うと彼女は賽銭箱の蓋を開けてるところに行った

高木「ち、ちょっと！」

近藤「ここでquestion」

高木「え？」

近藤「簡単な問題さ…お金の中で穴が開いているものは？」

高木「あ、あな？…5円玉と50円玉？」

近藤「正解…なら、その２つで神社にお祓いする…普通、どっちを賽銭箱に入れる？」

高木「ご、5円玉…って、まさか？！」

近藤「そう…犯人は5円玉を何枚か重ねて、棒にした」

高木「け、けど棒にしても何か紐が必要なんじゃ…実際、出てきてませんし」

近藤「出てきてないっと言うことは、まだ犯人が持ってる証拠…言ったはず、足か靴に何か仕込んでいたっとね」

高木「く、くつ？…あー！靴紐！！」

近藤「正解…足を引きずっていたのは、片方の靴紐が凶器に使われ、縛っていなかったから


だから阿笠さんは足を怪我したと勘違いした」

高木「な、なるほど…でもこの大量の中から探すの大変ですね」

近藤「ルミノールをかければ問題ない…ほら、いくよ」

高木「は、はい！…あ、けど目暮警部に報告しなきゃ」

近藤「平気だと思うよ」

高木「え？」

近藤「今ごろ江戸川くんが、何かわかったと思うしね」

高木「は、はぁ」

近藤「ほら、手伝え」

高木「はい！」

それにしても近藤さんは凄い…たった少しの情報で、凶器を見つけた

多分、僕が会った鑑識さんの中でこの人が1番ずば抜けてる

…あれ？でも、なんで近藤さんがコナンくんの事知ってるんだ？

僕、言ったか？

〜7〜→←〜5〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す