掟 1 ページ1
「きゃー！A！見て見て！霧.野君が来たよー！」
私のそばで騒いでいる女子―――
朝練帰りのサッカー部―――霧.野蘭丸と神童拓人は隣のクラスで、女子に人気である。
廊下を通り過ぎる二人を見るのが私を除く女子達の日課。
「霧.野君、いっつもかっこいいよねー！そう思わない！？」
「うん、かっこいいねー。」
私は棒読みで返す。
「もう！A！気にならないの！？霧.野君のキラキラオーラを見てよ！」
「気にならないし、見てもキラキラオーラなんて出てないよ、現実見なよ。」
と言うと、萌は机に体を倒した。
「そうだよね〜…彼女がいるんじゃあ…。」
そう、霧.野君には、彼女がいる。
すると萌はすぐ起き上がって、
「でもさでもさ！他校だからチャンスありあり！そう思わない？」
「頑張って。私、興味ない。」
「え、ちょっとAー！」
私は席を立って教室を出た。
*
「別に嫌いなんじゃない。むしろ…。」
―――霧.野君が好き。
萌に言わないのは、敵対してしまうからだ。
私が霧.野君のことを好きになったきっかけは1年生の夏ぐらい。
弁当を忘れた私が急いで購買部に行って売り切れてしまっていたとき、たまたまその場にいた弁当注文係の霧.野君が自分のパンを私にくれた。
その時の霧.野君の笑顔が素敵で…頭から離れなかった。
それから気になりだして、気づいたときは、霧.野君は人気者だった。
屋上って気持ちいいな。
こんな青空で太陽がまぶしくて―――
「そんなところで何してるの？」
「え？」
太陽が照らすその先にいたのは―――
「隣、座ってもいい？」
笑顔が素敵な―――
「あ、ど、どうぞっ…。」
「ありがとう。」
霧.野君だった。
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水無月のどか(プロフ) - ○が、“く”なのか、“さ”なのか問題が私の頭の中で討論されてる。 (2019年7月6日 13時) (
レス) id: 171e505c5b (このIDを非表示/違反報告)
月宮みやこ(プロフ) - めみおさん» そうなんですか… もし更新されたら、即行で見に来ますね!! (2016年3月15日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
めみお(プロフ) - 月宮みやこさん» 終わる可能性は高いですね…申し訳ありません…。もし、もしですが、掛け持ちで意外に行けるかも！と思ったらまた作ると思います！←結構優柔不断なんですよね…(笑) (2016年3月15日 18時) (レス) id: e3b6e207a6 (このIDを非表示/違反報告)
めみお(プロフ) - ゆーみやン＠イナシリらぶ!!さん» はじめまして！ありがとうございます！長いあいだ待たせて申し訳ありませんでした！更新はかなり遅いですが、見てくださると嬉しいです！ (2016年3月15日 18時) (レス) id: e3b6e207a6 (このIDを非表示/違反報告)
月宮みやこ(プロフ) - えええ！終わっちゃうんですか!? (2016年3月13日 22時) (レス) id: 070658f542 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めみお | 作成日時：2015年8月17日 0時
