#3*o.side ページ5
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「Aちゃん、晩ご飯……」
そんな俺の声に見向きもせずにテレビに釘付けのAちゃん。
『ま、って!これが終わったらすぐ作るね!』
そう言って彼女は可愛らしく口元を抑えて足をバタバタさせた。
テレビには歌って踊って輝くアイドルがいて、眩しすぎる笑顔でウインクをしている。
やっぱりAちゃんもこういう顔が整ってる人が好きだよな…なんて弱気になる。
自分の容姿に自信がないし、背だってバレーでは強みになるけど高すぎて日常生活では不便なったりAちゃんとの距離感を感じる。
“ 小野寺くんおっきいね。……かっこいい! ”
そう言って笑ってくれた彼女の顔を思い出して胸が苦しくなった。
リビングにいるのが辛くなって自室の扉を開ける。
テレビの中のアイドルに夢中なAちゃんはそれにも気付かなくて、俺はベッドに突っ伏した。
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RIO - 小説読ませてもらいました!小野寺くん甘々でイイですよね〜笑更新待ってます!! (2021年10月11日 23時) (レス) @page31 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
RIO - 小説読ませてもらいました!小野寺くん甘々でイイですよね〜笑更新頑張ってください!! (2021年10月11日 23時) (レス) @page31 id: 759836d8d0 (このIDを非表示/違反報告)
Kayokoyuki(プロフ) - なんなんですか!この素晴らしい作品!!笑 ドキドキキュンキュンが止まりませーん!! (2020年8月27日 22時) (レス) id: 2c9453d333 (このIDを非表示/違反報告)
なーみ - いつもキュンキュンさせてもらってます!すごいいい作品ですね!これからも頑張ってください! (2019年11月10日 21時) (レス) id: 3876ec7318 (このIDを非表示/違反報告)
みに - デートも中編で見たいです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: 4b4ae7edc6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろる | 作成日時:2019年10月3日 18時