龍神の異端児 1

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目が覚めるとそこは病室。


僕は半月板損傷、右足首靭帯損傷


その他、肩であったり膝であったり


手首や腰


全身を痛めていました。


医者は手術が終わっても


今年中に戦線に戻ることは難しいと言いました。


自己管理も出来ない僕が居たから負けた。


その時そう思いました。


だから、星城高校を中退し


アメリカの高校へ入学。


チームメイト達は応援してくれました。


1年での未修得の単位を修得し卒業。


2年で大学の卒業認定を受けました。


リハビリをしながらアメリカで


トレーナー兼アナリストとして


地元で強豪のバレークラブにお世話になっていました。


その時イタリア･トレンティーノのフロントスタッフに


見つけて頂けました。


これが運命だったと思います。


すぐにイタリアに引越して


トレンティーノでの生活を始めました。


祐希さんがイタリアのチームに短期所属すると聞いた時


大喜びしました。


こっそり、見に行っていたんですよ。


トレンティーノに所属して1年が経つ頃


ある人から1本の電話がかかってきました。


中垣内さんからです。









中垣内「逢坂Aくん。日本に力を貸して欲しい。

一緒に世界と戦ってくれないか？」









僕のやっていることが日本にも届いている


必要とされていると大喜びしました。


そしてもう一度祐希さんに会えると。


それから継続的に呼んで頂けましたが


勝てない試合は続きました。


だから、自分の力が無いと思って


1年期間を頂きました。


必ず日本を強くする。


そんな思いを込めて


ルーベ･チヴィタノーヴァに移籍しました。


チームメイトに


『イシカワに憧れているんだ』


と話すと


｢決勝で対戦しよう。｣


というイタリア人特有の能天気さで


今日の試合に出場しました


これが僕の話です。



















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「A、、、、」





『はい、、、』





「おれのこと、、、ずっと見ていてくれてありがとう

俺と、、、俺と一緒に、、日本を変えませんか、、、？

日本を強くするためには

Aの力が必要です」




『、、、祐希さんが勝ちたいと言い続ける限り

僕は祐希さんと日本を支え続けます』




「ありがとう、A

大好きだよ、、」




『だい、、、す、き、、、？？？

祐希さん、、が？

ぼく、、を？』




「だから、一緒に日本に帰ろう？」


















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