龍神の異端児 1

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YANAGIDA side






さっきのミーティングが終わってから


祐希の顔が曇っている。


いつになく。









「おい。

どうした、なんかあったか？」



石川「マサさん、、、、

久しぶりに再開した後輩になんてこえかけたらいい？」



「後輩？

普通に久しぶりじゃだめなのかよ」



石川「そういうんじゃないの、、、

、、特別仲良かった訳じゃない、、、、し、、、

多分、、、」



「多分ってなんだ、多分って。」



石川「う〜ん、、、

俺が3年生の時に1年生だった子なんだよね、、

すごい子だった、、、、多分」



「また多分って言った。

別に必要ある時だけ声かければいいんじゃねーの？」



石川「そっ、、、か

うん。そうする、。」










とは言ったものの。


とぼとぼと体育館へ向かった祐希の顔は暗い。


今日はミーティングだけで本格的な練習は明後日から


今日、明日で疲れを取ってトレーニングをする


この2日間ならどこかで逢坂さんと絡むだろうし


可愛い後輩の為に話してみようかと思った










『うわっ、、、、

あぁ、、、やっちゃった、

ほんとだめだなぁ、、

また後で順番揃えなきゃ、、、、』










いた。


なんかひとりでしゃべってるし。


ああ、資料落としたのか










「手伝いますよ、逢坂さん。」



『えぁっ、、、

やっ、、、、柳田さん、？！？！

ああああああああ、

ほんとすみません、、、、だめなやつでごめんなさい、、、』



「大丈夫だから。

2人で拾った方が速いだろ？」



『そうっ、、ですね、

ありがとうございます、、、、

えっと、、、柳田さんって、、、』



「ん？」



『ｱｯ,,,顔が良い、、、、、じゃなくてっ！！！

柳田さんのサーブってどうやってあそこまで強度上げれたんですか？

僕の経験だけじゃ分からなくて。

柳田さんに聞いてみたいなって思って、、

ああああ、嫌だったら大丈夫です！

初対面でプレーの事聞くなんておこがましい、、、、』









なんだこいつ。


めっちゃ喋るじゃん。


祐希が言ってたイメージと違う、、、、


いや、そうじゃない。


これは隠してるタイプだ。


空元気な感じ。


こいつは観察しとかないと、、、、


















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