Valentine × Kazuma Kawamura

Valentine × 28 ページ28

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Yuuna side.








北人「何してんの。」




優奈「呼び出されて、来たらこんなに....」




北人「優奈、俺の彼女なんだよね。そんなの行かないでよ。」






苦虫を噛み潰したような表情をした男


北ちゃん、怒ってて。







北人「俺のこと庇おうとして、体売ろうとした。」




優奈「..........え？」




北人「そうだよね？あなたに何されようともって襲われる前提だったでしょ」




優奈「..........そんなつもりはっ、」




北人「優奈いつも恥ずかしがるじゃん。ちゅーするのもぎゅーってするのも。」




優奈「....................」




北人「その先のはじめては俺がもらうんだから。」




優奈「..........っ、ほくちゃ、」








教卓を背に力が抜けてずるずるとしゃがみこんだ私



机と机の間、前には北ちゃんがいるから逃げられない




後頭部に添えられた左手と


私の顎を支える右手




とめどなく降ってくる唇


激しいけど、優しくてあったかい







北人「..........っ、ゆう、な」




優奈「..........ん、」





止まらない、止められない、止めたくない


両腕とも首の後ろに回してしまったから


より一層離れなくなる







北人「ごめんね、優奈。悲しい思いさせて」




優奈「..........いや、そんな、」




北人「俺ももっと自分の気持ち言うようにする。」




優奈「..........うん、」




北人「優奈のこと好きだよって大好きだよって」




優奈「..........うん、」




北人「俺がバスケしてるところは本当は優奈だけに見てて欲しいよって」




優奈「..........うん、」




北人「恥ずかしがってるところかわいいけどかわいいからこそちゅーもぎゅーもしたいしその先もしたいし、」




優奈「..........うん、って。ん？」




北人「無理強いはしたくないし止まれなくなっちゃうし我慢してるけど、」




優奈「....................」




北人「下向かないで俺だけ見てて？呼び出しは行かないこと、俺のなんだから。あと、いつまでも我慢はできないからね」




優奈「..........はい。」




北人「..........優奈、好きだよ。」




優奈「私もやっぱり北ちゃんが大好きです。」




北人「ふふ(笑)ありがとう。あのさ、今日早帰りだけどちょっと予定あるからあれなんだけど夕方ぐらいからデートしようよ」









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