Valentine × Kazuma Kawamura

Valentine × 18 ページ18

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A「あのー.....入れてもらっていいですか？」




慎「あ、A先輩じゃん！久しぶりっす」




A「慎くんだよね。久しぶり」




慎「どうして俺らのとこに？」




樹「優奈今日休んでるから、だよねA？」




A「そう。どっかの誰かが優奈のこと放ったらかしだから」




北人「え、A気づいてたの？」




A「いつも一緒にいるから気づきますよ」




翔吾「Aって優奈以外に友達おらんの？」




A「おりますけど先輩に合わせてーって言われるんで」




壱馬「Aー明日唐揚げがいいー」




A「はぁ、だめだこりゃ」







私に興味津々な慎くん


同い年で同じクラスのいっちゃん


優奈とごちゃごちゃの北人先輩


鋭く突いてくる翔吾先輩


私のお弁当に夢中な壱馬先輩








A「キャラが強い.....」




慎「A先輩って彼氏いるんですか？」




A「いませんよ。この３人は私のことよく知ってると思うけど」




樹「Aの周りにはいつだって硬いガードがあるからできないよ」




慎「じゃあ、俺は？」




壱馬「は？おい慎！」




A「慎くん、」







色々と錯綜してるこの場を静めるように



円の真ん中に行って慎くんの真正面に座る


あ、この子いい匂いする




顔をグンっと近づけて







A「ごめんね？私好きな人いるの」




慎「べ、別に好きとか言ってないし」




A「っはは(笑)動揺してる。ピュアなの？チャラそうに見えるけど」




慎「..........は？」




A「あ、あと天然だ。」








呆気にとられる３年生３人


壱馬、北人、翔吾




まあいいや






A「北人先輩、」




北人「..........なに、」




A「あの子、モテるから捕まえとかないと他の人に持ってかれちゃいますよ」




北人「わかってるよそんなの」




A「だったら、なんでそうやってうずうずしてるんですか？優奈は多分北人先輩に思ってること言ったはずですよ？」




北人「....................」




A「たまにはちゃんとぶつかったらどうです？」




北人「..........ぶつかる、？」




A「好きなら好きって言えばいいし、好きなら好きでいいじゃないですか。たまにはそれをしないとすれ違っちゃうから。そういえば私の北人先輩にこれ言いに来たんだった」









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