俺が恋した雪女【山本彰吾】

雪女 9 ページ9

彰吾side






誰だ…手から火が… 。







… ?! 天気で言う晴れか ?!





〈 お前… 灰になれ 〉




そう言って俺の方に手を向ける 。






「 っ 、! 待て !俺は ！ 」





『 やめて ! 』





ｽｯ 。





〈 … ! 冷気を出しちゃダメだ ！ 〉







『 だったらやめてよ… 。』睨





Aのあんな顔…初めて見た… 。





冷気を出したらダメ ? どういう事や… 。






『 やめてよ 、ここに…来た意味が… 』ﾊﾞﾀｯ







え… 。





〈 A ! 〉




「 A ! 熱い… ! そうだ… 、アイス ! 」





冷凍庫からアイスを持ってきて少しずつ食べさせる




どうなってるんや…っ !




「 おい ! 火の使い ! 空に連れてって治してやれよ ! 」




『 …… 』微笑 ｼｰ




〈 っ… ! くっ… 〉




俺の話を聞かずに背を向けて空に帰って行った




なんでや… 、おい… 、帰るなよ… !




「 待てよ ! おい ! 」




『 彰吾 、大丈夫だって 、心配しすぎ…もう大丈夫だから… 』微笑






なんで笑ってられるんや… 、ふざけんなよっ… !





『 少しだけ寝てれば… 、治るから… 』






「 …なぁっ 、お前… 、消えたりせんよなっ… ? 」涙流





『 っ 、?! 』





俺はあいつの目を見開く姿を見逃さなかったから全て分かった気がした 。









長く…持たないこと 。それと… 、俺はAの事が好きな事も…

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