俺が恋した雪女【山本彰吾】

雪女 11 ページ11

彰吾side





あれから何時間かしてAはいつも通り冷たくなって部屋も涼しくなったものの……





「 …ちっさ 。」




『 何か言ったか 』



Aがチビっちょくなったまま戻らへん 。





「 …何かすげぇ幼い感じするわ。…おえんわ 」






おっとっとあまりの姿に方言が 。







『 ねぇ彰吾 。』





「 何や ? 」





『 あの今更で申し訳ないけど彰吾も男の割に中々小こいからな ?』←





だからお相子ですよねとか言いながらベッドでｺﾞﾛｺﾞﾛするA 。





ベッドから突き落としてええかなこの子←



『 でも 、あんなに心配されたり優しくされたの初めてだから嬉しかった…とか言っとく… 』





……アカン 、可愛ええ←





「 …俺も 、灰にされそうなの助けてくれて有難な 」





『 いや 、君が灰になって燃やされるとその熱気で私が溶けてしまうので自分の身を守っただけ 。』






やっぱりベッドから落とそかな←





まぁでも 、なんやかんやこれが楽しいのかもな 。






『 て言うか… 、外歪んでるね 。』







そう言って窓の近くへ行き外を見るA 。






「 まぁ最近ずっと40℃近かったり40℃超えたりがほとんどやからな… 。 」





『 ……… 』





「 A ? 」





何回呼んでも返事がない事に少々不安になり
Aに近付く 。






「 なぁA ? 大丈夫か ? 」





『 彰吾…私 、いつまで彰吾と過ごせるかな 。』





…何言っとんのやこいつ… 。






「 何言っとるん…どういう事や… 」







『 私…きっともう永くない… 。』

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