俺が恋した雪女【山本彰吾】

雪女 2 ページ2

彰吾side





ホンマに何者なんや此奴 、






「 なぁ 、何者 ? 」






『 雪女 。』真顔





「 暑さで頭のネジ飛んでったんか 、救急車呼ぼか ? 」




『ｶﾁﾝ これを目にしてまだ言うか小僧 。』




…小僧 ? は ?




「 誰が小僧じゃゴルァ 。」





『 お前じゃボケ 、はぁ 、分かった じゃあ…』






そう言ってベランダの方へ行き窓を開け外に出る変な奴←






「 っ ?! 」




『 部屋の中だけだったら大丈夫何だけどさ 、外とか余りにも広い範囲だと冷やしきれなくて逆に私が溶けてちっちゃくなるんだよね 』





そいつは見る見る小さくなっていく 。





「 アカン 、! 」ｸﾞｨｯ






俺は腕を引き部屋にすぐ入れる 。





『 べ 、別にこのくらい冷たいもの食べれば元に戻るから 、』





びっくりした 、何か急に怖くなった 。




「 信じるわ 、お前が雪女やって事 」




『 そう ? 時間かけすぎ 。私はA 。貴方は ?』




「 彰吾 。縮んだままやけど大丈夫なんか ? 」




俺はいつまで経っても少し溶けたままの姿でいるAが心配で声をかける 。



『 あのさ 、アイスってある ?』



「 …あー 、あるけど ? 」




すると目をこれでもかってくらいｷﾗｷﾗさせて




『 頂戴！ 食べさせて！ 』





「 お 、おう 。」


いやぁ…やっぱ変な奴だわ…←

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