第110話 ページ12
結局あのあとどう頑張ってもイルミの腕から抜け出せず諦めて二度寝を試みた
試みただけで実際緊張であんま寝れなかったんだけどさ
細身かと思ってたけどよく考えればこの家の門開けれる時点でゴリラだよね
イルミはよっぽど疲れていたのか私がゴソゴソと動いても全く起きる気配がない
暗殺者的にその警戒心のなさは大丈夫なのだろうか
そんなくだらないことをモヤモヤと考え続けて早2、3時間経ったくらいでようやくイルミが目を覚ました
寝起きから目がぱっちりで怖い
イルミはそっと私を離すとベッドから出てクローゼットに向かう
イ「Aも早く着替えなよ。母さんが朝ごはん作ってるだろうから」
そう言うやいなやいきなり服を脱ぎ着替え始めた
『待って待って待って！え、私まだいるんだけど？』
え、普通年頃の女の子がいる所でいきなり着替え始める？？
イ「？だから？ギャーギャー言ってないで早く着替えなよ。」
ましてやここでそのまま着替えろと！？
未だにキョトンとした顔でこちらを向いてるイルミを見て諦めてしぶしぶ私は着替え始めた
この人に世の中の常識を期待しちゃだめだ…
結局イルミには私が着替え終わるまで部屋の外で無理やり待ってもらった
私1人じゃリビングまで行けないからね
テーブルにつくとなかなかに豪華な朝ごはんが並んでいた
まぁどうせ全部毒入りなんだろうけど
イルミの目の前には当然タコさんウィンナーとうさちゃんリンゴも
昔から好きなものが変わらないなんて凄いな
食卓には私とイルミ以外はおらず、朝食はみんなそれぞれのタイミングで食べるようだ
黙々と食べていた中沈黙を破ったのはイルミだった
イ「これからどうする？」
『これから？』
イ「うん、ずっとうちにいても暇でしょ？」
『え、家に帰るけど』
イ「え？」
『え？』
イ「ずっと一緒にいるって言ったよね？」
『いや、言ったけどそれは比喩というかなんというか』
まさかイルミは本当に物理的にずっと一緒だと認識していたのだろうか
イ「じゃあ、オレも着いてく」
『え』
イ「せっかくならAの親にちゃんと挨拶しとかないと」
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ひま - あああ……大好きです！！！続き待ってます、書いてくれてありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年11月3日 15時) (
レス) @page12 id: 752a786187 (このIDを非表示/違反報告)
ルノワール(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新がまちまちになってしまいますが頑張って更新していきますね (2022年10月28日 11時) (レス) @page12 id: 61bbbf59f1 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めっちゃ好きです、応援してます (2022年10月14日 22時) (レス) @page11 id: 95cbd51ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルノワール | 作成日時：2022年8月9日 12時
