第101話 ページ3
イ「ッチ」
しょうがなく柱にもたれかかりAを待っていると向こうから急ぎ足でこちらに向かってくる姿が見えた
オレが不機嫌な態度をとってもなんでもないような顔で答え腕を治すA
ただそれだけなのにまあいいかと思えてしまうのは相手がAだからなのか
オレが頬に触れ見つめるだけで顔を赤くするような彼女だからなのか
これがほかのどうでもいいような女が相手ならむかつくだけなのに
まぁまずこんな距離まで近寄らせないんだけど
Aだとこんなにも愛おしいと感じる
オレ自身自分にこんな感情が沸くことなど信じられなかった
家族以外に愛情を感じることがあるとは思っていなかった
自覚したのはあのパーティの日
ほかの男と仲睦まじげにしているのを見たときだ
苦虫を潰したような気分になりその後の護衛など仕事にもならなかった
だからヒソカに協力まで仰いで探したのだ
あの日いくら相手の男が近くとも顔色一つ変えなかった彼女が今
顔を赤くし目を潤ませている
そんなAを見て満足できるオレは幾分か単純なのだろうけど
それでも悪い気はしない
変な感じだ
手を離すと名残惜しそうにするA
あぁ
なんともいえない気持ちになる
ぼーっとしているAの腕を引っ張って飛行船まで連れて行きオレ達はゾルディック家に向かった
道中いろいろ文句を言いながらも敷地内では迷子になりかねないAはオレについてくるしかない
これでしばらくはAと一緒だ
そうだ、しばらくは家に居させればいい
その間に今までの時間が埋まる訳では無いけれど
少なくとも離れずには済む
あー楽しみ
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ひま - あああ……大好きです！！！続き待ってます、書いてくれてありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年11月3日 15時) (
レス) @page12 id: 752a786187 (このIDを非表示/違反報告)
ルノワール(プロフ) - あさん» ありがとうございます！更新がまちまちになってしまいますが頑張って更新していきますね (2022年10月28日 11時) (レス) @page12 id: 61bbbf59f1 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めっちゃ好きです、応援してます (2022年10月14日 22時) (レス) @page11 id: 95cbd51ad1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルノワール | 作成日時：2022年8月9日 12時
