作者達が迷い込む町 3 【小説】 (ページ38)

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助けなきゃ　ゆずれもんページ38

担がれてるのは嫌だと伝えたらおんぶの形になりましたわ。

「うちを持たなくてもいいんじゃないんか」

「持っとかないと不安だからな」

「出会ったばっかなのに信用ないな！」

「ていうかゆずは飛べるのですか？」

「……うち飛べんのかな！？」

「知らないのに言ってたのかよ」

そんな会話をしていたときに、ふと森を見ると木々の隙間から倒れている人と、それを囲む幽霊達が見えた。

「カリル！あそこに向かって！」

「は？…あれは、低級幽霊達に囲まれてる…」

「倒れていますし大変ですね」

「急いで！」

「おう」

急いで向かい、お祓い棒を振りながら一言。

「散れ」

背負われた状態だが低級のためすぐに去った。
倒れていた人は女性にも男性にも見えたが、個人的には女性に見えた。
彼女(？)は目蓋を開け、体を起こすと私達を見て

「誰かな？君達は」

と言った。
背負われたままで自己紹介するのも悪いと思い背中から下ろしてもらい、自己紹介。

「うちはゆずれもんだよ！よろしくね」

「俺は…カリル」

「私は猿夢と申します」

と、3人順番に言った。すると彼女(？)は

「俺は名無しのチート、よろしくね」

「ん～…チートさんってよびますわ。私達のことは自由に呼んでくださいな～」

初めての出会いがこれってなんかファンタジー小説とかにありそうな出会い方だな～。
てか一人称俺ってことは男？
まあいっか。これからどうしようかな～。

名無しのチートさん少し借りました！こんなに早く使ってもらえるとは思ってなかったのでありがとうございます！

１日に2回も更新してすみません。基本的土日は更新するの多いと思うのでよろしくお願いします！byゆずれもん