メリーさんって本当に居たのか ベレッタ ページ35
現れたその人は名無しのチートさんと言うらしい。
某名探偵のアニメに出てくる怪盗のように薔薇を差し出してきた。そんじょそこらの男共よりイケメンだったと伝えておこう。
てか俺死神と雪女のハーフだったのか。道理で周りのものが凍るわけだよ。種族特性だな。
そして死神の方の種族特性もどうやら受け継いでいるらしい、名無しのチートさんの背後にふよふよ浮いている南瓜が見えた。
どう考えても人間じゃない。いや、俺も人間じゃないけどそういう類のものじゃない。
下手な説明だがどうか伝わってくれ。
南瓜の子は俺を見ると、ガバッと口を大きく開けた。
「ひえっ!!?」
「止めなさい」
名無しのチートさんがその南瓜の子を制止する。何とか俺は喰われなかったようだ、ふぅ。
南瓜の子は名無しのチートさんの隣に落ち着いた。
「メリー、俺の知り合いを食べようとしないこと。分かったね? じゃないと嫌いになるよ」
今 こ の 人 な ん て 言 っ た ?
「め、めめ、め…メリーさんっ!!?」
メリーさんって言ったよね!?え!?えっどういうこと!?メリーさんってこんなハロウィンめいた人だったの!?なんか思ってたより可愛い!でも怖いかな!!
「ん?そーだよ、メリー」
そして平然と答える名無しのチートさん一体何者なんだ。
「・・・・・・あれ、そう言えば」
名無しのチートさんは俺に会った時にこの館の主は自分では無いと言った。
ならば主はどこに居るのだろうか?
「あの、ここの家主さんってどこに居るんでしょうか・・・・・・?」
「家主?」
未だにメリーさんに少し怯えつつ、名無しのチートさんに聞いてみた。
これで名無しのチートさんも家主の行方を知らなければ俺はどうすれば良い。
なんだ?この人間どころか魔物みたいなやつも出てくるなんでもありな世界で野宿しろとでも神は言うのか?死ぬぞ?そもそも神なんてあまり信じていないが。
これは野宿先を検討しなくてはならないだろうかと俺は考える。
最悪の場合、図書館で一晩本を読み明かすという嬉しいけど嬉しくない事態も考えられる。
大体あの図書館だって閉館時間があるかもしれないし。
「どうしようどうしようどうすれば良い・・・・・・」
スっと血の気が引いて、思わず床に膝を付いた。
また、玄関先の床が凍りついた。
┈┈┈┈┈
名無しのチートさんのキャラお借りしました、変な所ありましたらどうぞ修正して下さい・・・
なんで担がれてんだ ゆずれもん→←最近、災難にしかあってない気ぃする。 谷園蓮華
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ナナネコウサギ(プロフ) - 更新終わりました。 (2019年7月9日 6時) (レス) id: 9eeb5e90d1 (このIDを非表示/違反報告)
ナナネコウサギ(プロフ) - 更新します! (2019年7月9日 6時) (レス) id: 9eeb5e90d1 (このIDを非表示/違反報告)
グランディ(プロフ) - 更新しました!! (2019年7月8日 21時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
グランディ(プロフ) - 更新します! (2019年7月8日 20時) (レス) id: 12bfae36c2 (このIDを非表示/違反報告)
ナナネコウサギ(プロフ) - 更新終わりました。更新しますのメッセージうち忘れました。すみません。 (2019年7月8日 20時) (レス) id: 9eeb5e90d1 (このIDを非表示/違反報告)
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