作者達が迷い込む町 2 【小説】

うん。ここ何処�　谷園蓮華 ページ44

グシャァ

近くにあった木が潰れる。その潰した獣はこっちを見て、次の標的(うち)を定めた

「ひっ....」

獣と目があったら、背を向けず逃げろ父さんに言われたやろ。
何で動かんの？
獣はのっそり近づいてくる

うちの音楽プレイヤーはいつの間にか曲が流れていた。
この曲歌えば動けるかいな？
そっとヘッドホン付け、その曲を歌う。
その曲名は
「誰かの心○にな○たなら」




　



　

目を瞑り乍歌ったから、よくわからない。
でも多分元々はうちが死ぬはずやったんやろうけどその命をその獣と交換したんやと思う。

「ごめんなぁ.....うちが死ぬはずなのにあんたをころしてもうた。」

「おぉ...その獣って君がやったんだ。」

いつの間にか人がおった。

「あ、あんた誰や！」

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