作者達が迷い込む町【小説】 (ページ13)

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いや、何してんですか byれいんページ13

れいんside

老人「れいんちゃん、今日も歌綺麗だったよ」

子供「おねーちゃん、また歌いに来てね！」

おじさん「君の歌は本当に癒されるよ、ありがとう。」

四方八方から飛び交う褒め言葉。
これには本当に慣れないですね…。

拝啓、どこかの誰かさん。
今は、屋敷がある場所から結構離れた街に来てます。

何故って？
旅行…とは少し違いますが、遠出ですよ。

一度この街に来た時に歌っていたら、
それが広まって有名になっただけ。

まぁ、これに反省して今は知らない土地で
歌わないようにしてるんですけどね。

歌は好きだから、つい歌ってしまうんですよね…。

私の歌は好評らしく、よく歌ってと頼まれます。
特に商売という訳では無いけど…皆の笑顔は好きだから……。

…っと、そろそろ屋敷に戻りますかね。

人気のない路地に行って手を空中にかざし、
異空間への入口を出す。

この異空間は、屋敷のある町へ繋がっている。

私の能力は空間移動。
好きな場所へと移動する事が出来る能力です。

入口が完全に開き切ったところで足を踏み入れる。
2歩進めばそこは私の住む町。

「さて…屋敷に戻りますかね。」

屋敷へと足を進める事約30分。

この世界での私の住む家、私の帰る場所。
その目的地である屋敷に着いた。

なんだか騒がしい。と疑問に思い、扉を開ける。
目の前に広がっていたのは魔法使いと天使の戦闘、
それを傍観してる2人の人だった。

「…いや、あの何やってんですか。
戦闘なら外でやってくださいよ。」

そんな言葉を放ち屋敷へと足を進める。