ヒジョーシキ サワー ページ50
初side
「うるっさいですね、さっきからなんなんですか!?悪魔がどうのなんて知らないですよ!」
私は玄関でいきなり押しかけてきた男性と揉めていた。
というのもドアを開けた途端に、悪魔はどこだ、なんて叫ばれたからです。
私は亜雲麻ちゃんの事かと思いましたが、普通暗殺者じゃない人に本名なんて言います?
……どう考えてもこの人の言う悪魔は、亜雲麻ちゃんじゃないと私の勘が言っていた。
そんな人知りません、と言って他を当たってもらおうとしたが、そんな嘘、信じるわけないだろ、と一蹴されてしまった。
私が普段の笑顔を忘れて、怒りがヒートアップしている理由はここにあり、です。
殺してやろうか、と思ったりもしたが、暗殺者は私情で人を殺さない。あくまで依頼によって暗殺を行う。
だからこそ、こんなにも困っているのです。
「もう本当に帰ってください!迷惑なんです、あなた、ちょっとくらい人の気持ち考えたらどうですか?」
ヒジョーシキな方ですね、と言うと、相手の忍袋の緒が切れたのか、こちらに殴りかかってきた。
もちろん、私は鍛えているのでこれくらい避けるのは簡単ですけどね。
刹那、相手が倒れた。
「!?だれ、ですか……」
そろそろと周りを見ていると、木の上から女性がトンと軽やかに降りてきた。
おまけに、こちらを見てニッコリ。わぁ、綺麗な人。漂う空気も浄化されているみたいです。
「中でこの人について教えてもらえるかしら?」
「話し方もオジョーヒン……あっ、はい!知ってる事は少ないですが、それでもいいなら!」
この女性は、エフィミルム・ナイトメアという名前だそう。エフィミルムちゃん……少し長いですけど覚えられるでしょうか……キャリーちゃんでさえ、最近覚えたばっかなのに。
仲良くなれるかよりも、この名前が覚えられるかの方が重要な初だった。
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴ちゃん♪(プロフ) - そうでしたか、無礼なコメント、申しわけございませんでした! (2019年10月7日 18時) (レス) id: e69227227d (このIDを非表示/違反報告)
サワー(プロフ) - 鈴ちゃん♪さん» 更新しますよ!ですが私は少し忙しいので遅れます……! (2019年10月7日 7時) (レス) id: 59631e9c92 (このIDを非表示/違反報告)
鈴ちゃん♪(プロフ) - 皆さまに質問です。続編が出ましたが更新はもうしないのですか? (2019年10月7日 3時) (レス) id: e69227227d (このIDを非表示/違反報告)
ここ。(プロフ) - 更新しました!報告忘れていてすみません。フォントもベーシックに戻しました! (2019年9月28日 22時) (レス) id: 8956dbb137 (このIDを非表示/違反報告)
ここ。(プロフ) - 更新しますね! (2019年9月28日 11時) (レス) id: 8956dbb137 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ