暗殺者達が集まる家があるらしい

エレガント 水無月カエデ ページ30

「エレガント？？」


初ちゃんが、


ドアを開けるなりそんなことを聴いてきた。


「はい！今度の依頼で、



そういう指定が着てて………」



私は考えた。初ちゃんを見る。




………んー、初ちゃんの体の特徴は、



線が細くて白いからだ。


でも、身長は小さめ。



んー、てことは、




「初ちゃん、私の服着てみる？」




=＜=＜=＜=＜=＜=＜=＜=＜=＜=




「おー！！可愛い可愛い！」




初ちゃんが、



私のウォークインクローゼットから出てきた。



「ど、どうですかね………」



髪の毛は緩く編まれ、

薄いピンクの花飾りが刺してある。

衣服は藤色の膝丈のドレス。


「うんうん！すっごい可愛いよ！」



すると初ちゃんは、


花が咲くような笑みを浮かべた。



「ありがとうございます！


こんどのハニトラはこれにしますね！」


そういうと、


初ちゃんは高いヒールで駆け出した。


なので、ズザッと大きくこける。



やれやれ、と私は手を貸した。





「こういう挙動も、バレる元になるからね？」



初ちゃんは、は、はい！というと、


今度は淑やかに歩きだし、出ていった。




可愛いなあ…………

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