暗殺者達が集まる家があるらしい

新しいファッション サワー ページ28

初side


「すみません!間違えましたー！」

いきなりドアが開いたと思えば、バタンと勢いよく閉められた。

「な、なんだったのでしょう……」

私が暗殺依頼をチェックしている時で見知らぬ人だった。
随分と美しい女性で人形のような艶やかな髪でした……

「新しい暗殺者……ですよね」

一体どんな人なのでしょう、仲良くなれるでしょうか？オトモダチになりたいですね

そういえばまだ依頼をチェックしきれていなかったのでした！
慌ててパソコンの画面を見ると、暗殺依頼が数件。その一番上の依頼をクリックし、内容を見る。

「!!?!?」

ガタンッ。私はびっくりしたその拍子に座っていた椅子を蹴り飛ばしてしまった。

それは暗殺の依頼内容に原因がある。まさか来るとは思ってもいなかったこと。

……ハニートラップ。

私には愛というものがどういうモノなのか分からないですから、この仕事はハッキリ言って不可能に近いです。

しかし、断る依頼がないのが売りの暗殺者。受けるほか選択肢はないのです。

「とっとりあえず！明日はターゲット好みの服を買いに行きましょうか」

倒した椅子を元に戻し、暗殺方法を考える。
系統が全く違う服が好みのターゲット……私のクローゼットにそんな服が入っているわけがなかった。

「女の子達に聞くしかないですね……」



『ターゲットのタイプ:エレガントな大人の女性』

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