作者達が迷い込む町 ４【小説】

よくわかんない 月見里あさひ ページ50

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目を覚ました、あの包帯の人は三日月桜とソラという二つの名を名乗った。

封印だの神の意思人間の意思だの呪いだの組織だのとよくわかんない単語が並んだ説明だったが、つまりあの人は平たく言うと二重人格者で、呪いとやらで昔の出来事をもう一度やらされるみたいな感じらしい。

なんだかめんどくさそう。

色々と厄介そうだったので出て行けをやんわりと伝え、自分の部屋へ戻ってもらった。

そして廊下で困っていた人(MILKというらしい)は部屋がわからなくて困っていたらしい。

なのであすかにMILKさんを部屋へ案内してほしいと伝え、私は寝ることにした。


「めんどくさい一日だったな…」


彼方に会い、雫さんに会い、桜さんとMILKさんに会った。

あのまま現代で生きていても退屈だったし、この世界で、この街で生きていくのも、悪くないかな。

目を瞑ると、疲れていたのかあっという間に眠りに落ちてしまった。

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