作者達が迷い込む町４【小説】 (ページ29)

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とある屋敷にて。水無月カエデページ29

「はあーーー。まさかこっちでも腐れ縁が発動してしまうとはネ。」

屋敷に着くと、私の幼馴染、雫はやれやれと溜息をついた。

「そうだね。まあ私は、また面白いものが見れそうだから楽しみだけどもネ！」

「出た、彼方の面白いもの探究心.……」

雫！視線が痛い！

「そういえば、雫は何の能力を持っているんだイ？

僕(やつがれ)は、能力無効化！

でもぶっちゃけ、メリットない割にデメリット多いから、あまり使いたく無いのだヨ。」

「たしかに。回復系効かないからね。」

冷静に分析する雫。ボクはこんなに頭がよくできてないから、凄いと思う！あ、これは嘘じゃないヨ。

ほんとだヨ！

「私の能力は、パソコンとかのキャラとか、武器とかを具現化できる能力。」

「おぉ！なんかよくわかんないけど凄イ！」

「忘れてたこいつテストいい点取れるくせに他のとこは頭のネジ全部ぶっ飛んでる奴だった………」

「なんかいっタ？」

「ううんなにも言ってないよ。←

それにしても、これからどうする？

あんた、ちっちゃい頃から体弱かったでしょ。

薬とか大丈夫なの？」

「大丈夫大丈夫。わっちの薬ハ、先程見た時に自販機にて販売されとったでありんすからなア。」

「お前性別わかんねえのに遊女の真似すんな。

………まあ、コンビニとか、自販機行けば大抵何でもあるし、周辺住民もみんな優しそうだったし、

大丈夫そうだね。」

…………あぁ眠い。お風呂入りたい。」

「そうかい隼之助！じゃあ一緒に入ろウ！」

「そうだなハヤト、では風呂の準備を………

っておい！私は隼之助じゃなあい！！」

「あははははははハ！！」

「お前さらりとノリツッコミさせるな！

それお前の悪い癖だぞ！？」

「ごめんごめン。嘘だヨ。

雫、先入ってきていいヨ。私は後で入るかラ。」

雫は少し呆気に取られていたが、大きく溜息をつき

苦笑すると、用意を持って出て行った。

「……………」

あー面白かっタ。

やっぱり雫と話すと飽きがこなイ。

でモ、まダーーーー

[本物の]笑顔になる事ハ、出来そうになイ。

水霜雫さんを使わせて頂きました！
ありがとうございます！