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※ストーリーの展開上 対戦表や順番がかなりズレています
チアガールの衣装姿のまま決勝トーナメントの対戦表を見る
第一種目･第二種目共に１位通過を果たした私はシード枠を手に入れることが出来た
難しい話だが結果次第では心操くんとも対戦することが出来る
そのためには緑谷くんと轟くんか瀬呂くんを倒さなければならない
大変失礼なことだと分かっているがだいたい勝ち上がってくる人は想像出来る
強いて言えば常闇くんと八百万さんがどうなるかというところだが今の雰囲気的に常闇くんが妥当だろう
そんなことを考えていると心操くんが隣にやってきた
そしてまじまじと私の格好を見たあとフッと鼻で笑いやがった
ムカついたので彼の足を思い切り踏みつければ全く反省していない声で謝られた
「シード枠様は随分と余裕そうだな」
「余裕そうに見える？」
「…見えない」
私や心操くんの個性からしたら決勝トーナメントのようなシステムは向いていない
根本的に戦闘向きの個性ではないし完全サポートに回るような個性でもない私たちにとっては苦戦を強いられることになるのだろう
きっと私たちは勝てない
早かれ遅かれどこかで確実に負ける
だけど私たちはそんなことは知っている
自分の個性がヒーローに向いていないということも自分の個性が輝かしいものではないということも…
全て承知の上でここにいる
あくまでも結果は副産物だ
そこに至るまで経緯や行動に価値があるのであって結果に執着する必要はない
大人たちは口を揃えて必ずそう言う
確かに間違っていない
正しい美学的考えだと思う
でも私たちが求めているのはそれじゃない
大人たちが蔑ろにしている副産物がほしいのだ
物事の価値観は人によって異なる
それを美しいという人もいればそれは醜いという人もいる
そのどれもが間違いではない
多様性の社会において価値観の違いはそれほど問題ではないからだ
そんな多様性の社会でもずっと変わらず地位を守ってきたのが覇者
＿＿＿＿ すなわち
「緑谷くんに勝ってよね」
「当たり前だ 俺に負けて泣いたりすんなよ」
「泣くのは心操くんじゃないの？」
「やっぱり可愛くない奴だな」
雄英に潜入している敵である私が本気で優勝を狙うだなんて可笑しい話だ
それでも勝ちたいという欲が生まれて初めてグルグルと胸の中を駆け回っていた
だが不思議と悪い心地はしなかった
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙さん！今回もありがとうございます！白昼夢メインで更新を続けてまいりますが新作も着々と進めております！何卒よろしくお願いいたします！ (2020年4月14日 19時) (
レス) id: f0730c5fd6 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - いつもはコメントなどしないのですがばぐさんの作品は素晴らしい作品ばかりでいつもコメントさせて頂いております！拝啓シリーズお疲れ様でした！白昼夢も更新頑張ってください！また、新作が出た際には必ず見に行きます！ほんとに大好きです！ (2020年4月12日 19時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - ぴのさん» ご指摘ありがとうございます。変更させていただきました。ご不快な思いをさせてしまっていたら大変申し訳ありません。 (2020年3月12日 15時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - なむなむさん» ありがとうございます！設定画面で｢画像の挿入｣をタップしてアップロードを開くと画像を編入できると思います！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - きいろさん» ありがとうございます！そんなふうに思っていただけて幸いです！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年3月8日 21時
