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誰が一番殺しやすいのか考えていると黒霧さんの個性によって生徒たちはバラバラにワープされてしまった
もちろん私も例外ではない
吹き飛ばされる瞬間誰かに腕を掴まれた
｢えっ｣と小さく声を上げると黒いもやの中で低めの声が聞こえた
黒霧さんによる強制移動が完了したようでゆっくりと目を開くと縁起のいい紅白頭が視界に移った
「わりぃ 皇が吹っ飛びそうだったから思わず掴んじまった」
「あぁ 轟くんだったんだ」
予想外の人物に驚きながらも冷凍人間みたいな性格の彼がそんなことを考えられるんだと感心した
…ヒーロー目指してるんだし当たり前か
私は移動させられた衝撃で地面に座り込んでしまっていた
地面に手を着いてふらつかないようにゆっくりと立ち上がる
スカートについた砂を払うと奥から誰かがやってくる音が聞こえた
私たち以外に飛ばされた生徒かここに待機していた敵か
状況的にどう考えも後者だろう
轟くんが私の前に手を広げる
どうやら守ってくれるようだ
彼の好意に甘えるように彼の後ろに立って音がするほうを見ていれば予報通り敵が現れた
弔と黒霧さん そして脳無以外は私が敵側の人間だということを知らない
つまりコイツらは何の疑いもなく私を雄英生だと思っているから確実に殺しにくる
私もそれなりに戦わないと殺されてしまうだろうから油断出来ない
だけれども私と共にいるのは轟くんだ
強個性の彼ならこの程度の敵など秒殺してしまうに違いない
「皇 俺に掴まって地面から足を離せ」
「…？ 分かった」
少し意味が分からなかったが大人しく従う
轟くんの肩に手を置いて軽く跳躍するようにして宙に浮く
その瞬間 轟くんは地面全体を凍らせた
ヒーロー基礎学の時と同じで無差別攻撃だ
宙に浮きながら彼の攻撃にあんぐりと口を開いて見ていれば ぎゅんと腰を引かれた
そして轟くんの肩に腰をかけるように乗せられて驚いていると轟くんは私の後ろに手を伸ばした
咄嗟に頭をグッと下げて彼の手を避けると私の真後ろから苦しそうな呻き声が聞こえてきた
「…わーお 死ぬところだった」
「お前はもう少し危機感を持て」
「うん ありがとう」
轟くんの首に手を回して恐る恐る振り返ると氷漬けにされた敵が立っていた
立っているというか氷壁にされてしまったというかとにかく無惨なことになっている
轟くんの肩から降りれば 呆れたように溜息をつかれてしまった
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙さん！今回もありがとうございます！白昼夢メインで更新を続けてまいりますが新作も着々と進めております！何卒よろしくお願いいたします！ (2020年4月14日 19時) (
レス) id: f0730c5fd6 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - いつもはコメントなどしないのですがばぐさんの作品は素晴らしい作品ばかりでいつもコメントさせて頂いております！拝啓シリーズお疲れ様でした！白昼夢も更新頑張ってください！また、新作が出た際には必ず見に行きます！ほんとに大好きです！ (2020年4月12日 19時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - ぴのさん» ご指摘ありがとうございます。変更させていただきました。ご不快な思いをさせてしまっていたら大変申し訳ありません。 (2020年3月12日 15時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - なむなむさん» ありがとうございます！設定画面で｢画像の挿入｣をタップしてアップロードを開くと画像を編入できると思います！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - きいろさん» ありがとうございます！そんなふうに思っていただけて幸いです！ (2020年3月12日 15時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年3月8日 21時
