49話 ページ50
銃鏡side
俺がヒーローを目指すようになったのは小学校6年生の時テレビで雄英高校の体育祭を見たのがきっかけだ
両親が雄英高校普通科の卒業生だったこともあり毎年見ていたがヒーローに憧れることはなかった
強個性持ちの俺は常日頃から両親にヒーローになるように言われすぎたからだ
例年通りボーッとしながら体育祭の風景を眺めているとある人が目に止まった
決勝トーナメントの準決勝
つベスト4まで上がってきた女子生徒は彼女だけで一際目立っていた
黒い髪に黄色のメッシュヘアを2つ結びした彼女は人形かと見間違えるほど整った顔をしている
そんな彼女も世にいう強個性持ち
相手も半冷半熱という強個性持ちにも関わらず自分の流れであっという間に勝ってしまった
目にも止まらぬ攻撃のオンパレードにまさに目を奪われた
決勝戦も言わずもがな勝利を収め彼女は雄英高校体育祭で優勝した
「俺！ヒーローになる！！」
「…まぁ！！瑠偉ならなれるわ！！」
こんなカッコイイ人が世界にはいるのか
ヒーローを目指せば俺もこんなふうになれるのだろうか
分からないことはたくさんあったけどそんなことに対する心配よりも彼女のようになりたいという衝動の方が強かった
.
両親は元から俺をヒーローにさせようとしていただけあってとても積極的に支援してくれた
死ぬほど勉強して個性のコントロールも着実に身につけて俺は憧れだった雄英高校ヒーロー科に入学した
そして配属されたクラスは1年A組
担任はイレイザーヘッドこと相澤先生
彼女と全く同じ境遇に置かれたことがすごく嬉しかった
それだけでモチベーションは爆上がりだったというのに突然それは起こった
そう 憧れていたヘスティアが現れたのだ
俺を認識してもらいたくてとにかく必死
ずっと聞きたかったことを質問していたら体育祭で活躍したら俺を職場体験に指名してもいいと言ってくれた
そして体育祭で表彰台入りを果たした俺は見事に指名をしてもらえて彼女の元に職場体験で行くと決まっている
そんな俺の道標のような存在であるヘスティアの高校時代は想像絶するものだった
今の俺とは比較することもできないほどレベルが高い太陽光爆撃や
次元の違いを突きつけられたけれど不思議と焦燥感はなかった
今の俺にあるのは初めて彼女を見た時の衝動と自分の未来に対する期待だけだった
俺もこんなふうになれるかもしれないんだ
胸がなるようだった
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犬井(プロフ) - 臨時教師…この展開私の好物です((やめろ これからも、まったりでいいのでマイペースに更新頑張ってください(´･ー･`)ﾌﾌﾝ (2020年3月5日 12時) (
レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです これからも、頑張って続けて下さい 応援しています(#^.^#) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - 心の底から言います.......爆豪とくっついて.....あっこの作品大好きです (2020年3月1日 23時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - Leoさん» 前作から引き続きご愛読していただきありがとうございます！彼女の思いが伝わったようで嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月26日 19時
