44話 ページ45
.
あっという間に体育祭は終わった
銃鏡くんは3位入賞したので指名をいれることに決まったのだが他のヒーロー達からの目線が痛い
事務所を持っていないくせに表彰台入りした生徒の職場体験を受け入れようとしているからだろう
ミルコさんは事務所を構えてなかった時も職場体験の指名を入れていたみたいだし私も周りの目を気にして遠慮する必要はないだろう
…というかここにいる中でヒーローランキングは私が2番目に高いわけだし気を使う必要が無い
「事務所ないくせに指名いれんのかよ」
「ありえねぇよな」
「まだ20歳のくせに何様だよって感じ」
ちなみに私の後ろであえて聞こえるように陰口を呟いている方々は晩年ランキング3桁止まりのヒーロー達
声的に年齢は30代半ばくらい
1人だったら黙って無視していようかと思っていたけど私の両隣が個性発動寸前
ここで揉め事をおこすわけにもいかないので私が言い返すことにした
というかここで私が攻撃しても正当だと思う
「…グチグチうるさいですよ 低脳共
20歳のクソガキに負けるような自分を情けなく思えないんですかね？
そんなレベルの低いことしか出来ないのならヒーロー辞めた方がいいですよ
さっさと帰って転職サイトでも見ることをオススメします」
ニコリと営業スマイル全開で挑発する
というか売られた喧嘩を買っただけ
あえて大きめな声で響くように言ったやったらマスコミが反応してくれた
全国に生放送で彼らの惨めな姿を公開してもらうことにしよう
「…ヘスティア そこまでにしておけ」
「はーい」
「伸ばすんじゃない！」
「分かりましたよ エッジショット」
もう少し意地悪してやろうかと思っていたら1番隅に座っていたエッジショットに止められた
彼は今のヒーローランキング4位
つまりここにいる私よりランキングが高いヒーローというのは彼のこと
合同任務でお世話になったこともあり何回かご飯に連れてってもらったこともある
彼に言われたので大人しく席に座り直すと私たちのせいで止まってしまっていた閉会式が再開された
「相変わらず容赦ねぇな 月躬弖」
「そうかな」
「今回はアイツらに非があるけどな」
グラウンドを向きなおせば両サイドから話が振られる
言いすぎたかもしれないけどヒーローとして人前に立つ以上あんな醜い姿は見せてもらいたいないものだ
こんなんだから未だにヒーロー飽和社会だなんて言われるんだ
｢はぁ｣と深い溜息が口から漏れ出した
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
犬井(プロフ) - 臨時教師…この展開私の好物です((やめろ これからも、まったりでいいのでマイペースに更新頑張ってください(´･ー･`)ﾌﾌﾝ (2020年3月5日 12時) (
レス) id: a30ea6f0a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです これからも、頑張って続けて下さい 応援しています(#^.^#) (2020年3月3日 16時) (レス) id: 1fbc4252fc (このIDを非表示/違反報告)
(´???｀) ぬん(プロフ) - 心の底から言います.......爆豪とくっついて.....あっこの作品大好きです (2020年3月1日 23時) (レス) id: 3a7d3d0190 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 永久さん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - Leoさん» 前作から引き続きご愛読していただきありがとうございます！彼女の思いが伝わったようで嬉しいです！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月1日 13時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月26日 19時
