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蟲柱さんから貰ったお茶には藤の花の毒が入っていたみたいでちょっと苦しい思いをしました




『痛いことしないって言ったのに』


「あら そうでしたっけ?」


『… はぁ』




しらばっくれながらよく分からない器具で私の手に着いた血を回収する蟲柱さん


その様子を風柱さんと音柱さんが眺めている なかなか不思議な光景なのでしょう




ふと 空を見上げると何度か見た事のある黒い鳥が飛んでいました



「カァァ!伝令!伝令!噂ノ鬼ヲ至急 産屋敷邸二連レテコイ!急ゲエエ!!」



急に現れた鳥はとてつもなくうるさいです しかも言葉を喋るだなんて驚きでしかありません


『なにこの鳥 うるさい』


「鎹鴉ですよ」


「おい どうすんだよ」


「連れてくに決まってんだろォ」




風柱さんは私の腕を捻りあげました


鬼といえども痛いものは痛いです




「さっさと立て 行くぞォ」


『痛いことするなら行かない』


「それは保証できねぇなぁー」




私の言葉に音柱さんは困ったようです



「分かりました 私が痛いことをしないと保証しますので着いてきてくだはい」


「それならいいだろォ」


『今さっき毒飲まされたけど』



なかなかの矛盾っぷりにさすがの私も困惑してしまいます




「あぁもうじゃあ俺が保証してやるよ!それで満足だろ!!」


『はいはい 行けばいんでしょう?』


「分かればいいんだよォ」


「さぁ行きましょうか!」




両サイドを柱さんたちに囲まれて連れていかれる私はまるで罪人のようです


周りの目が痛くて泣きそうです









しばらく進むと全身真っ黒な服装をした人に目隠しと耳栓をされ おんぶで背負ってもらいながら山を登っていきました


居場所を特定させないためでしょう


私をここに連れてきた地点で無意味な気がするのは黙っておきます





どうやら産屋敷邸に到着したようで目隠しと耳栓を外されました


そこには大きな屋敷が広がっていました


____ ここが鬼殺隊の本拠地




「もたもたすんなァ」




風柱さんに手を引かれて屋敷の中に入ると庭に六人ほどの人たちがいました


それも私が屋敷に入るとその場の雰囲気はぐんと冷たくなったように感じます


それも当たり前です


敵陣にふみこんできたわけですから歓迎してもらえるわけがありません









根本的に



私は何故 呼び出されたのでしょうか

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月3日 22時) (レス) @page44 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - どうして完結なんや…() (11月20日 5時) (レス) @page44 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こいちご。 - ちょっとあまりにも私と解釈一致すぎて泣いてます (2022年12月14日 0時) (レス) @page9 id: 72d95f658b (このIDを非表示/違反報告)
⭐️穂乃果⭐️ - 面白すぎて大草原www (2022年3月6日 10時) (レス) @page15 id: 1b52ef822c (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 続きがとても気になります…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page44 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばぐ | 作成日時:2019年12月19日 17時

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