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『私が貴方たちを襲わないから殺す必要はないとでも思ったの?それはとても不思議だね?』







______ もしかして鬼殺隊は既に人を襲わない鬼を保護しているの?







派手な容姿の鬼は俺たちに言った


こいつの瞳はそれはそれは派手な色をしている 透き通った硝子のようで全てを見透かしているようにすら思える





「だとしたらどうする?」


『どうもしない 私には関係のないことだもの 興味もわかない』





興味がない、という言葉は本当のことのようで鬼は肩に止まった蝶と戯れている




「さぁAさんお茶とお菓子をお持ちしたのでこちらにどうぞ」


『お茶までいただいていいの?』


「えぇもちろんですよ」



いつの間にか茶を入れに行っていた胡蝶が茶やら菓子やら持ってきた

鬼の名前はAというらしい



『ありがとう 蟲柱さん』



鬼はふわりとした軽い足取りで胡蝶のもとへいく

太陽の下を歩ける挙句 血肉以外も食べることができる



「おい派手な鬼 お前の名前はなんだ」


『A…朱雀院Aだよ』




貴方は?と首を傾げる朱雀院A




「俺は祭りを司る神 音柱の宇髄天元様だ 宇髄様とでも呼べ」


「… 俺は風柱の不死川実弥だ」


『音柱さんと風柱さんね』




朱雀院は俺たちの名前を呼ばないようだ

胡蝶のことも蟲柱さんって呼んでるし…




「はいお茶です どうぞ」


『ありがとう〜』



朱雀院は胡蝶から渡された茶を少し飲む



『…! ゲホゲホッ!!ガハッッ!』



茶を飲んだ瞬間 急に咳き込む朱雀院を胡蝶は冷たい目で見ている

藤の花の毒でも仕込んだのだろう



「藤の花のお茶はどうです?」



おいしいですか?と問いかける胡蝶

こいつもなかなか怖いことするな



『…』



口元に当てていた手には べったりと赤い血がついている

それを朱雀院は見つめて言う




『おいしくないなぁ… 普通のお茶が飲みたかったから少し残念 でもこれで



____ 血鬼術が使える』





その一言に俺と不死川は刀に手をかける



「待ってください!」


胡蝶が声を荒らげる


『???』


鬼も胡蝶の言葉に驚いたようで なんだこいつとでも言いたげな目をしている




「申し訳ないのですがAさんの血 いただいていいですか?」



『? 構わないけど…?』



「ありがとうございます」



胡蝶は朱雀院の手に付いた血をよく分からん機器を使って回収した

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月3日 22時) (レス) @page44 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - どうして完結なんや…() (11月20日 5時) (レス) @page44 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こいちご。 - ちょっとあまりにも私と解釈一致すぎて泣いてます (2022年12月14日 0時) (レス) @page9 id: 72d95f658b (このIDを非表示/違反報告)
⭐️穂乃果⭐️ - 面白すぎて大草原www (2022年3月6日 10時) (レス) @page15 id: 1b52ef822c (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 続きがとても気になります…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page44 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばぐ | 作成日時:2019年12月19日 17時

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