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真澄side
時間は驚くほど早く流れ 私も数多くの任務を遂行してきた
時には重症を負ってしまうこともあるけれど 今日まで死なずにやってきた
そんな私は順調に昇進し今では甲にまで階級を上げた
私が使う呼吸は 戯の呼吸
もとは水の呼吸を使っていたのだけれどもっと自分にあった呼吸があるだろうと思い模索していた時
A様が使う血鬼術を思い出した
彼女が使う血鬼術は全て童謡の曲名
彼女の血鬼術のように圧倒的な強さがほしくて 遊戯という言葉から文字をとり
戯の呼吸を生み出した
そんな私は今 柱合会議に召集された
先月 十二鬼月を討伐したから恐らく柱に昇進できるのだと思う
胡蝶さんもそうだろうと言っていた
九席しかない柱という階級は煉獄さんが亡くなってから埋まることなくいる
私はそこに当てはめられ柱になるのだろう
「急な召集をしてしまってごめんね
今日は晴れているのかな
みんな元気そうで何よりだ」
＿＿＿＿ ジャリ…
柱の八人と私は跪き頭を下げる
「お館様におかれましても御創建で何よりです お館様とあまね様の益々のご繁栄を切にお祈り申し上げます」
伊黒さんがお館様に返事をなさる
お館様はにこりと微笑んで伊黒さんに返事をなさる
「真澄 今日は来てくれてありがとう」
「いえ」
「今回は真澄に用があるんだ」
そうじゃなきゃ私を呼ばないだろう
よく分からない緊張や不安が胸の中をグルグルと回り冷や汗が背中を伝う
お館様が私を優しい目で見つめる
私はその目が苦手だ
みんなに嘘をついている罪悪感で押しつぶされてしまいそうになる
「真澄 君は本当のことを答えてね」
「…はい」
あぁ私は柱に昇級するために呼ばれたんじゃないんだ
どうやらお館様にはバレていたようだ
「君は記憶喪失なんてしていない
そうだろう？」
優しい声色で私に問掛ける
それは決して攻めているわけではない
柱の皆さんはそのことに驚き私の方をぎょっとした目で見てくる
「まじかよ！派手な展開だな！！」
「真澄さん 記憶あるんですか…？」
「それは俺たちに嘘をついているということか？」
「…南無阿弥陀仏」
「…」
柱の皆さんの反応は十人十色でひとつひとつの言葉が胸に刺さる
けれど絶対に言ってはいけない
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月3日 22時) (
レス) @page44 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - どうして完結なんや…（） (11月20日 5時) (レス) @page44 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こいちご。 - ちょっとあまりにも私と解釈一致すぎて泣いてます (2022年12月14日 0時) (レス) @page9 id: 72d95f658b (このIDを非表示/違反報告)
⭐️穂乃果⭐️ - 面白すぎて大草原www (2022年3月6日 10時) (レス) @page15 id: 1b52ef822c (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 続きがとても気になります…！ (2021年9月29日 20時) (レス) @page44 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2019年12月19日 17時
