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突然ですが私



占ってもらってから稽古を始めました



死にたくないので…





といっても私の血鬼術は体術や剣術ではないので鍛えようがありませんので藤の花を克服しようと藤の花が咲き乱れる山の麓にいます




とても綺麗ですが物凄い不快感で気を抜いたら吐き出してしまいそうです





普通の鬼だったら今頃発狂しながらこの場を離れている頃でしょう





すーっと息を吸えば鼻から肺へ流れる藤の花の香りに頭がくらくらします




今 鬼殺隊に出会ってしまったら呆気なく殺されてしまう気がしますが 一か八の瀬戸際で耐え続けてみようと思います







「すごい藤の花が咲き乱れている!」



「ま、待ってよぉ!」






藤の花で弱ってしまい五感が鈍くなっていたようで人が来ていたなんて気付きませんでした



ちらりと横目で見ると鬼殺隊の隊服を着た男の子が二人いました



するとどうやらこちらに気が付いたようでパタリと動かなくなりました





「なんでここに鬼が!!!」



「死ぬ!!俺はここで死ぬんだ!!」





一人は刀を抜き戦闘態勢に入り もう一人は腰を抜かして座り込んでしまっています



私を見て驚いてしまったのでしょう



…可哀想に





「大丈夫?立てる?」





金髪の子へ近づき手を差し伸べます





「善逸に近づくな!!」





額に痣がある子は私の頸に刀を当ててきます ひんやりとした感覚が伝わってきて少し困ってしまいます





「このまま力を入れたら頸を落とせるよ


おめでとう 柱に就任できるね」





「何言ってるんだ?…柱に?


お前まさか十二鬼月か!!??」





彼の手にぐっと力が入り軽く頸が切れてしまいました


地味に痛いですよね…





「残念ながら十二鬼月じゃないよ」



「それじゃあ!」



「待って炭治郎!


この鬼 他の奴らとは違う!!」





金髪の子は ありがとうございますと私の手を取って立ち上がり 止めてくれました






「この鬼… いやこの人は優しい音がするんだ!禰豆子ちゃんみたいに!」



「それは分かるけど!」





額に痣がある子は ぐっと言葉を飲み込んで抑えてくれました


どうやら二人はもう私を殺す気はないようです



私も今襲われたら少し面倒なことになるので助かりました





「貴方は鬼ですよね?」




金髪の子が私の顔色を伺いながら質問してきました





「正真正銘 鬼だよ」





できるだけ怖がらせないよう笑いながら答えました

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月3日 22時) (レス) @page44 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - どうして完結なんや…() (11月20日 5時) (レス) @page44 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こいちご。 - ちょっとあまりにも私と解釈一致すぎて泣いてます (2022年12月14日 0時) (レス) @page9 id: 72d95f658b (このIDを非表示/違反報告)
⭐️穂乃果⭐️ - 面白すぎて大草原www (2022年3月6日 10時) (レス) @page15 id: 1b52ef822c (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 続きがとても気になります…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page44 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばぐ | 作成日時:2019年12月19日 17時

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