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____ コンコン




童磨の部屋の扉をノックすれば間髪入れずに返事が返ってくるので入って良いということでしょう



重たい扉を両手で開けば 豪壮な椅子に座る童磨と信者が七人ほどいました




「A様!」


「お久しぶりです!!」


「なんて運がいいんだ…!」




私に気づいた信者たちが次々と口を開いて私の入室を歓迎してくれます


部屋の主である童磨は信者たちの様子に満足しているようでいつもの感情の籠ってない笑みを浮かべています


ちょいちょいと手を引いて私にこちらへ来るように催促してきましたので指示通りに童磨の目の前に立ちました





「Aちゃんの方から来るなんて珍しいじゃないか


何か急用でもあったの?」





扇子を顎にあてて考える仕草をする童磨は大方私の考えを知っているようでした





「占い師の信者いるでしょう?」



「あぁ いるね!」



「その子に会いたいの」





近くにいた気が利く信者が「私が呼んでまいります」と占い師の子を呼びに行ってくれた


童磨はヘラヘラとした笑みを浮かべ 何か探るような目でこちらを見てきます





「Aちゃんって占い好きなの?」



「う〜ん 気休め程度に…かな」



「へぇ〜〜」





どいつもこいつも自分から聞いておきながらその返事はなんなんですかね


さすがに少しイラついてしまいます






「連れてまいりました」


「ありがとう」




呼びに行ってくれた信者が占い師の子を連れてきてくれたので礼を言うとスっと童磨の横へ逸れていきました





「私を占ってほしいの いいかな?」





コテンと首を傾げれば占い師の子は頬を赤く染めました


何気ない仕草ですが この仕草は私の得意技なので皆がこれに弱いことは承知しています





「喜んで占わせていただきます!」



「よろしくね」





それから30分ほどかけて私は占ってもらいました



その子の占い曰く




・ 命を失う危険がある

・ それは病での死ではない

・ 身内にも気をつけた方が良い

・ 自身を過信してはいけない

・ 心術を会得したほうが良い





とのことでした


いつ死んでもおかしくないと言われた時はさすがに焦りましたが身内に気をつけなければならないというのが一番困りました



どう気をつけたら良いのでしょうか





今日のところはとりあえずこれまでにしていただいて私は自分の部屋に戻ることにしました

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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月3日 22時) (レス) @page44 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - どうして完結なんや…() (11月20日 5時) (レス) @page44 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こいちご。 - ちょっとあまりにも私と解釈一致すぎて泣いてます (2022年12月14日 0時) (レス) @page9 id: 72d95f658b (このIDを非表示/違反報告)
⭐️穂乃果⭐️ - 面白すぎて大草原www (2022年3月6日 10時) (レス) @page15 id: 1b52ef822c (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 続きがとても気になります…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page44 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ばぐ | 作成日時:2019年12月19日 17時

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