検索窓
今日:17 hit、昨日:90 hit、合計:968,255 hit

第一章 ページ2






唐突ですが私は街の甘味処に来ていたところを鬼殺隊に見つかってしまい追われています



せっかく注文した醤油団子が届いてもう少しで口に入れられるところだったというのに…



『…よっと』



人通りの多い道を走るのはめんどくさいので屋根を走ることにしました



「屋根だ!屋根に上がったぞ!」


「分かった!」


「お前は西側から攻めろ!」



鬼殺隊に追いかけられるのは慣れっこなのでこれくらいだったら特に動揺しません




「くそっ!早いな!」


「誰か柱を!柱を呼べ!!」


「もう既に呼んでいる!!!」





_____ 鬼殺隊最高階級 柱






私は十二鬼月でもないのに柱を呼んでまで捕まえようとする理由があります



それは太陽の光を浴びても死なない鬼だからです



なぜ死なないのか私も分かりません



無惨様も分からないようです









____ 蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ





背後から物凄い速さで攻撃してくる気配を察知した私はくるりと踵を返しました



「あらあら これは綺麗なお嬢さん 痛いことはしないので少し着いてきてもらえませんか?」



小柄で夜会巻きにした髪を蝶の飾りで留めた女性がいました



『今の攻撃 貴方がしたの?』


「えぇ そうですよ」


『綺麗な技だね 初めて見た』


「気に入ってもらえてなによりです」



その女性は にこりと笑ったままで全く表情が崩れません 本当に生きているのでしょうか




『…貴方が柱なの?』


「はい 蟲柱の胡蝶しのぶと申します」



名前まで綺麗な人間もいるのですね



「貴方のお名前は?」


『朱雀院A』


「鬼なのに苗字があるのですね!」


『人間だった時の苗字をそのまま使っているだけだよ』


「…!」


『?』




私の言葉に驚いたような顔をする蟲柱の胡蝶さん



私が人間の頃の記憶があることに驚いているのでしょうか 確かにほとんどの鬼は人間だった頃のことなど覚えていません



上弦の鬼になれば話はべつですが…





『私 まだ街を散策したいの』


「それは困りますねぇ… 人間を襲うつもりですか?」




蟲柱さんは笑顔のままで私を睨みつけます


そんなに警戒しなくていいのに現に今だって血鬼術発動させてないですし…




「私 稀血の人間にしか興味がないの 誰彼構わず取って食おうってわけじゃないからいいでしょう?」






それにこの街に稀血の人間はいない

・→←あの子のコト



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (942 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2300人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼舞辻無惨 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (2月3日 22時) (レス) @page44 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - どうして完結なんや…() (11月20日 5時) (レス) @page44 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
こいちご。 - ちょっとあまりにも私と解釈一致すぎて泣いてます (2022年12月14日 0時) (レス) @page9 id: 72d95f658b (このIDを非表示/違反報告)
⭐️穂乃果⭐️ - 面白すぎて大草原www (2022年3月6日 10時) (レス) @page15 id: 1b52ef822c (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - 続きがとても気になります…! (2021年9月29日 20時) (レス) @page44 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ばぐ | 作成日時:2019年12月19日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。