182話 ページ33
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合同戦闘訓練はA組の勝利で幕を閉じ 皆ヘトヘトになりながら寮に戻った
鉄哲くんのおかげでボロボロにされた私はあの後リカバリーガールにある程度は治癒してもらって傷は塞がったけどまだ包帯は外さないように言われている
頭にはグルグルに包帯が巻かれ頬には湿布と絆創膏が貼られていて見るからに重症
「月躬弖ぇ… 大丈夫かよ〜」
上鳴くんが半泣きになりながら私に抱きついてくる
むさ苦しいからやめてほしい
上鳴くんの頭をボムボムと叩いていれば切島くんが離してくれた
この展開 前もあった気がする
「鉄哲くん絶対許さない」
訓練終了のブザーが鳴らなければ私は鉄哲くんにフルボッコにされてしまうところだった
動けない私の上に跨って拳を振り上げてきた時は本当に死を覚悟した
「ンな雑魚に負けてんじゃねぇよ！！」
「痛っ…！」
爆豪くんが包帯まみれの私の頭をワシャワシャと撫でる
髪が乱れてムカッときたので全く痛くなんかないけど痛そうなリアクションをした
「…！わりぃ…」
リカバリーガールが治癒してくれたのだから痛いはずがない
だけど爆豪くんは信じたようで素直に謝った
切島くん達も心配そうな目で私を見つめる
「なーんてね 嘘ぴょーん」
パチンとウインクして4人を見れば爆豪くんは爆発を起こしながら私の襟を掴む
「てめぇ！嘘つくんじゃねぇよ！！」
「わー 暴力反対」
「うるっせぇ！今のはおめぇが悪い！！」
瀬呂くんに助けを求めれば溜息をつきながら爆豪くんを抑えてくれた
嘘だと言っているのに上鳴くんは私の頭をペタペタと触って｢本当に大丈夫か！？｣と心配している
なんていうか本当に4人は私に甘い
「鉄哲も女相手にあんなやるとはなぁ…」
「まじで死ぬかと思ったぜ」
「俺も心配しすぎて吐くかと思った」
「汚い」
5人でくだらない話を続けていると窓の向こうに雪がチラついているのに目が行った
軽く地面に雪が積もっている
私の頭にピコンと音を立てて案が浮かんだ
「ねぇ」
珍しく私から話題を振ると4人はグルンと物凄い勢いで私を見る
「私 雪合戦したい」
｢ほら｣と言いながら中庭を指さす
あれくらい積もっていれば雪合戦をするのに十分だろう
私の指さす先を見て分かりやすく瞳を輝かせる3人と面倒くさそうな顔をする爆豪くん
「やろうぜ！雪合戦！！」
切島くんが｢おっしゃー！！｣と元気よく立ち上がって中庭に走り出す
私も後を追うように向かった
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
