171話 ページ22
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この中で一番楽しみにしてくれたいたのはお茶子ちゃんだとすぐに分かった
前々からお茶子ちゃんの視線には気付いていたからだ
一緒に出掛けた時も私が選ぶものをよく見ていたり雑誌に写る女の子を見つめていたり
恋する乙女だということもすぐに分かった
コスメケースからお茶子が好きそうな色のアイシャドウやリップ チークなんかを選んでいる時もお茶子ちゃんの目は輝いていた
いつもより可愛く見えて仕方がなかった
「なぁAちゃん」
「うん？」
「うち 可愛くなれる？」
心配そうに私を見つめるお茶子ちゃんは元から可愛い
緑谷くんだって心配しなくてもちゃんとお茶子ちゃんの事が好きだと思う
「可愛いよ お茶子ちゃんは」
「…ありがとう！」
「私に任せておいてー」
「うん！」
笑いかければお茶子ちゃんも嬉しそうな笑い返してくれる
皆もそんな私たちをみて微笑んでいる
色んなことを話しながらメイクをするとあっという間に仕上げのリップになった
本当によく似合っていてお茶子ちゃんの為にあるような色味だ
「ジャーン どう？」
鏡をお茶子ちゃんに向けてメイクが完成した姿を見せる
ペタペタと自分の顔を触って｢信じられない｣と興奮している様子だ
けれど私はほとんど手を施していない
普段の私よりもナチュラルメイクだ
お茶子ちゃんは元から可愛いのに自信が足りてなかったんだと思う
だから私がメイクをするということで自信を得た彼女はこんなにも輝いてしまう
「ありがとう！Aちゃん！！｣
私の手を取って本当に嬉しそうに笑うお茶子ちゃんを見て恋する乙女は可愛いなぁと思った
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それから皆で写真を撮ったり何度目か分からない恋バナをしたりした後 部屋に戻って着替えに行く事になり解散した
もちろんお茶子ちゃんも戻ろうとしていたから慌てて彼女の手を引いた
「お茶子ちゃん これ使って？」
「え！これって…！」
そうさっき使ったリップ
実はこれ某ブランドのリップで1本3000円くらいするものだ
「無理無理！こんな高いの受け取れない！」
「じゃあ早めの誕生日プレゼント」
｢ね？｣とあざとく首を傾げる仕草にお茶子ちゃんが弱いことは攻略済みだ
こうでもしなきゃ受け取ってくれない
今度そのリップを塗って2人で買い物に行こうよと誘えば恐る恐る受け取ってくれた
渋々受け取らせちゃったかなと思ったけどお茶子ちゃんは嬉しそうにまた目を輝かせたから安心した
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
