169話 ページ20
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普段と変わらず学校を終えて寮に戻る
いつもと違うところがあるとすれば今の私はネイルをしていない
剥げてたから塗り直そうと思って共同スペースにマニキュアやら何やらを持ってきた
一人でせっせと準備をしていると女子が次々と帰ってきた
「Aちゃん何してるん？」
「うわぁ！可愛い色いっぱいある〜！」
「マニキュアね 可愛わケロケロ」
私のネイルグッズに皆興味津々な様子で部屋に戻らず私の元へやってきた
私は太陽光を集めやすいように黒いマニキュアしか塗らないけど母がくれたものや可愛いなと思って買った色もある
皆 目を輝かせながら見ている
やっぱり女の子は可愛いものに目がない
ヒーローを目指していたってそこは同じだ
「皆も好きな色塗る？」
「え！いいの！？塗る塗る〜！！」
「私もよろしいでしょうか…！」
「もちろん 何色がいい？」
マニキュアは50色ほどあるので皆が好きな色を見つけられると思う
皆 楽しそうに色を選んでいる
こういう時の女の子は本当に可愛い
私は可愛い女の子よりも可愛くなろうと努力している女の子が好き
好きな色を見つけられたようで皆 器用に爪にマニキュアを塗っていく
「うひゃ〜！可愛ええ！！」
「テンション上がるよね！」
「…ロックでいいかも」
お茶子ちゃんは淡いピンク
梅雨ちゃんは爽やかな緑色
耳郎ちゃんは私と同じ黒
芦戸さんは蛍光色のピンク
葉隠さんは半透明な水色
ヤオモモちゃんは落ち着いたベージュ
皆 それぞれ好きな色を選んだだけあってすごく似合っている
私の趣味でこんなに喜んで貰えて嬉しい
手をかざして喜ぶ皆を見てつい口角が上がる
「前から思ってたけどさAちゃんってオシャレっていうか可愛いよね！」
「ナチュラルメイクも似合ってるし！」
「女の子の代表って感じ！！！私もメイク覚えたーい！」
「何か香水を使っていらっしゃいますか？お上品な香りがしましたので気になってましたの…！」
急に皆がグイグイと近付いてくる
そんな至近距離で見つめられると照れる
だけど私が可愛くなろうと頑張っていたことを皆が褒めてくれたから嬉しかった
「もし良かったら皆をメイクしていい？」
ちらっと皆の様子を窺うとパーッと顔を華やかにして私の手を取った
「お願いお願い！！」
「私もお願いしたいわ」
「Aちゃんになりたーーい！」
皆がノリ気で来てくれてよかった
私は部屋に戻ってメイクケースを持ってきた
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
