189話 ページ40
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爆豪くん達も一緒に私の部屋に行く
部屋の扉を開けて中に入るとホークスはもうベランダの向こう側にいる
「本物のホークス！？！？」
緑谷くんが驚いて声を上げる
やっと実感が湧いたのだろう
「開けてくれないのー？」
ホークスはヘラヘラと笑いながら窓をトントンと軽く叩く
爆豪くんが睨みつけてるけど開けないわけにもいかなくて渋々窓を開けた
「メリークリスマスってことで…」
｢はい｣と私にカランコエの花束を向けた
受け取っていいのだろうかと躊躇っていると私の手を引いて無理やり手渡してきた
結構大きな花束でカランコエのいい香りが夜風に漂う
「Aちゃん カランコエ好きでしょ？」
「なんでそれを…」
「俺がインターンでお世話になった時ずっと花屋のカランコエを見てたから」
…私のこと覚えていたんだ
この前何も言わなかったから私のことなんて忘れてしまっているのかと思っていた
「毎年 二人の命日にカランコエをお供えしているのもAちゃんでしょ？
だからたまには受け取る側で…ね？」
わざわざ私にこの花束を渡すだけに東京に来たのだろうか
東京は彼の管轄外だから余程のことじゃないかぎり来ないはずだ
「用事ってこれだけ？」
「え！もっと大きい方が良かった！？」
「いや そうじゃなくて…」
ホークスはまだ本当の用事を果たしていない
私に花束を渡すだけではないことくらい分かりきっている
ジーッとホークスを覗き込むように見つめればやれやれと手をあげた
｢ちょっと来て｣と言われてベランダに出ると爆豪くん達が着いてこないように窓を閉めた
それだけ聞かれたくないのだろうか
「Aちゃん 君に公安から最前線動員命令が出ている
まだ伝えられてないと思うけど絶対にその命令には従ってはいけない
命を落とす可能性があるんだ」
急に真剣な顔をするホークスに息を飲む
なにそれ 最前線動員命令ってなに
戦いが起こるっていうの？
それに公安からの命令ってどういうこと
頭の中がごちゃごちゃになる
だけど私も彼に聞きたいことがあった
「ホークスは内通者じゃないよね？」
「え？」
"内通者"すなわち敵側の人間がヒーローにそして雄英高校に紛れ込んでいるんじゃないか
私はずっとそう考えていた
そうじゃなきゃ2回も雄英が敵に襲撃されるなんてことはありえない
内通者の可能性が高い人は私の中で何人か上がっていてホークスもその1人だった
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
