162話 ページ13
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私と友達だと答えられない緑谷くんを見て何だか申し訳ない気持ちになった
私が昨日あんなことを言ったから気を使って答えられないのだろう
皆も聞こえていたようで緑谷くんのことを気まずそうに見つめている
「僕は…」
苦しそうな顔をする緑谷くんが見ていられなくなった
嘘でもいいから答えればいいのに…
「友達だよ 同じ学校に通っているの」
「私知ってる！雄英高校でしょ！！
お祭りでティアお歌を歌ってるの見た！」
変わりに私が答えると皆は分かりやすく顔色を明るくした
私は昨日 皆に酷いことを言った
あくまでも私の本音を言っただけで彼らに対して怒っているわけではない
「ティアとデクさんがお友達ならあの人たちも皆お友達なの？」
「そうだよ」
「すごいね！ティアたくさんお友達いる！」
「うん」
興奮気味に話しかけてくる女の子に相槌をうちながら笑っていると緑谷くんが泣き出してしまった
突然のことに皆も子供たちも驚いている
数人の子供たちが｢痛いところあるの｣と緑谷くんを心配している
そんな子供たちに笑いかけて｢嬉しくて涙が出ちゃったんだ｣と答える緑谷くんは私を見ていた
たかが｢友達｣じゃないか
泣くほど喜ぶことじゃない
私には緑谷くんの気持ちが理解出来なかった
なんで私が友達だと言ったくらいで皆はこんなに喜ぶのかも
全く理解ができなかった
「そろそろ診察の時間ですので…」
看護師さんが申し訳なさそうに私に話しかけたきた
今回はこれでお終いということだ
まだ遊びたいと残念がる子供たちに手を振って見送って私達も寮に戻った
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少しはマシになったが未だ微妙な空気のまま皆で寮に戻った
部屋で着替えてから1階に降りると轟くんが私の元へやってきた
「皆が月躬弖に言いたいことがあるって」
「分かった」
答えたけど轟くんは私の手を見ていた
なんだろうかと思って自分の手を見るとネイルが剥げていることに再度気が付いた
「それ…」
「塗りなおさなきゃいけないや」
「そうか」
意外な所を見ているんだなあと思うと同時に気をつけなきゃとも思った
だらしがない人だと思われたくないからだ
轟くんに着いて共同スペースに向かう
私の登場に皆がこちらを向く
流石に驚いてしまって咄嗟に轟くんの後ろに隠れてしまった
昨日の仕返しでもされるのかとビビっていたけれど予想外にもそんなことはなくて
爆豪くんが私に頭を下げてきた
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
