149話 ページ50
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結局マスコミにはバレてしまったようで現場に駆けつけた頃にはショッピングモールの周りをニュースキャスターやカメラが包囲していた
既にヒーローも集まっているのだが手も足も出ていない
言い方が悪いがアマチュアヒーローしかいないのだ
ミルコさんに着いていけば彼女のサイドキックが現状を報告する
「ヘスティアちゃん！今日もよろしくね！」
「はい よろしくお願いします」
サイドキックリーダーの方が私を見つけて挨拶してくださる
すると近くにいたニュースキャスターが私に反応してカメラを向ける
『なんと現役高校生であるヘスティアも出動しています！ヘスティア！！一言お願いします！！』
パシャパシャとカメラを向けられて正直眩しいし邪魔でしかない
キャスターの高い声が耳につくけど好感度を下げるわけにはいかない
「迅速に解決できるよう努めます
危ないですので出来るだけ下がっていてくださると光栄です」
丁寧な言葉遣いを意識して答えるとパーッと目を輝かせて私の言うことを聞いてくれる
だいたい現場にいるヒーローはマスコミの質問に答えることがない為 私が反応したのが嬉しかったのだろう
ミルコさんが私を呼ぶ声がした
マスコミ達にぺこりと頭を下げてその場を去る
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ミルコさんに指示された警察官に着いていくとショッピングモールの裏口に案内された
ここから潜入しろということなのだろう
「ご健闘をお祈りします！」
ビシッと敬礼してくれる警察官に頭を下げて裏口からショッピングモールに潜入した
事前に渡されていたマップを見て出来るだけ監視カメラに映らないにして進む
敵が人質を取って立てこもっているのは3階のフードコートエリアだ
私が今いるのはその真下にあたる2階
そこに向かうまでに逃げ損ねた数名の市民を見つけて裏口まで誘導した
ざっと30人ほどを避難させると残るは敵がいる3階だけとなった
敵が人質を取っているエリアにはミルコさんが襲撃しに行くから私は出来るだけその周りにいる人を避難誘導する
まだミルコさんが突撃する時間にはなっていないから1人で多くの人を逃がさなければならない
「た、たすけて…！」
監視カメラの死角を走っていると後ろから声がした
振り返れば私と同い年くらいの女の子が泣きながらしゃがんでいた
この子も逃げ遅れたのだろう
「大丈夫だよ ほら逃げよう」
恐る恐る私に寄ってくる女の子を抱きしめて避難口へ誘導した
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
