109話 ページ10
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誕生日を盛大に祝ってもらった後 部屋に戻った私は久しぶりに泣いたからよく眠れた
いつも通り制服に着替えてピアスをつけて髪をセットする
１箇所だけ違うところがあるんだけど多分誰も気付かないと思う
朝食も済ませて久しぶりに5人で登校した
4人の前で初めて泣いたから何となく距離が近くなったように感じる
情けない私を見ても態度を変えない皆を見て本当に安心した
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「あれ？なんか今日いつもと違う？」
教室の席に着けば前の席の瀬呂くんが振り返って聞いてきた
やっぱりオシャレに敏感な彼なら気付いてくれると思っていた
「香水付けてるの どうかな？」
「お前らしくていいと思うぜ！」
そう香水をつけているのだ
昨日 部屋に戻ってシャワーを済ませた後
私はずっと開けられずにいたプレゼントボックスを開封した
その中にはマニキュアやリップ そして香水が入っていた
年頃の私の為に母がプレゼントしてくれようとしていたものだった
マニキュアは明るい色が多くて今の私には使いづらい色展開だった
リップはすごく好みの色だったけれど流石に学校にしていくのは気が引けたのでやめておいた
おもむろに香水を部屋に撒いたら白百合の香りが広がった
生前母がよく使っていた香水だった
香水をつけて母とおなじ香りを纏った自分はいつもよら輝いて見えた
「だから今の私は最強だよ」
「そりゃあ心強いな」
ケラケラと笑いながら私の頭をガシャガシャと撫でたあと瀬呂くんは黒板の方を向いた
切島くん達も話を聞いていたようで私と目が合うと｢グッ｣としてくれた
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チャイムがなって飯田くんの合図で相澤先生に挨拶をした
廊下に人影が見えた気がする
「それじゃあ今日はインターンについて詳しく説明をしてもらいます
＿＿＿＿＿＿＿＿ だけどその前に」
廊下が気になっていると｢おい月躬弖｣と相澤先生に声をかけられた
完全に油断していた私の肩は大きく揺れた
「お前にはインターンの指名が2件着ている
ミルコ事務所とギャングオルカ事務所だ」
インターンはミルコさんの事務所へ行こうと決めていた
仮免試験の時にギャングオルカには丁重にお断りしておいたはずなのだけれど指名してくれたらしい
「急で悪いんだけど今決めてもらいたい
選択次第でかなり予定が変わってくる」
予定が変わると言う意味はよく分からなかったけど私は既に意思が決まっている
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
