117話 ページ18
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羽田空港に到着した私はミルコさんにお礼を言った後 すぐにタクシーをつかまえて寮に戻った
「ありがとうございました」
タクシーのドライバーさんにお金を渡して降りると久しぶりとなる寮の前に立った
窓から光が漏れていて皆がいることが窺えた
早く皆に会いたくてキャリーバッグをガラガラと大きな音を立てながら走ると私が玄関にたどり着く前に扉が開いた
「…！？ 月躬弖ぇ〜〜！！！」
「うわっ…」
私を見つけると同時に泣きながら上鳴くんが抱きついてくる
あんなに会いたくて仕方がなかった筈なのに一周まわって冷静になってしまった
上鳴くんに続いて皆も裸足で駆け出してくるものだから飯田くんは激怒している
「ただいま 皆」
｢｢｢｢｢｢ おかえり！ ｣｣｣｣｣｣
変わらない皆を見て本当に安心する
やっぱりここが私の居場所だと再確認した
瀬呂くんが重たいキャリーバッグを運んでくれたり切島くんが手を引いてくれたりしてとにかく私の帰宅を待っていてくれたんだと分かった
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皆からのアメリカの質問攻めにあって一段落が着いた時に私はふと思い出した
「お土産あるんだけど… 食べる？」
買ってきたいくつかのお菓子を机に上げると皆は分かりやすく目を輝かせた
某有名店のチョコレートにアメリカ限定のスナック菓子
ドライフルーツや可愛らしい色をしたグミ
そして怪しい色を清涼飲料水
「ええの！？こんなに食べてええの！？」
「こんなに買ったら金やばかったろ？」
「うわ〜！初めて見た〜！」
皆の反応を見て私も嬉しくなった
｢早く食べたい｣という顔をしている
「皆と食べたかったから奮発しちゃった
おかげさまでお給料は全額飛んでったよね」
ケラケラと笑い飛ばせば緑谷くんが心配そうに私を見てくるから｢お食べ｣とオールマイトの形をしたグミを投げた
ギリギリでキャッチした緑谷くんはオールマイトグミを見て感動している
「かっちゃん あげる」
「かっちゃんて呼ぶなクソアマ！！」
「久しぶりに聞いた」
未だに手を出さない爆豪くんが気になったから滅茶苦茶辛いスナック菓子を渡した
それを食べた爆豪くんは｢うめぇ…｣と小さな声で言っていた
素直でよろしい
その後 21人でアメリカで買ったボードゲームをしたり不味いお菓子を食べたりアメリカのホラー映画を見たりしてとにかく楽しい時間を過ごした
華々しいパーティーも楽しかったけど私は皆といる時間が一番幸せだ
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三毛猫 - 轟くん相変わらずイケメン(^^)頑張ってください (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 大好きな作品です。更新これからも待っています。頑張って下さい！ (2020年2月22日 11時) (レス) id: c612da49fe (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - すごい、面白い。やばい。頑張って下さい。 (2020年2月22日 5時) (レス) id: 199549db1c (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 廃人さん» 聞いてみました！本当に似ていて驚きました笑 今後の展開と一部被ってたりもして…汗 (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 三毛猫さん» 重ね重ねありがとうございます！ (2020年2月21日 19時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月16日 21時
