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｢それで今回はどうするつもりだ？｣
トリガーセットを考える瀬鳴に二宮が尋ねた
風間の予想通りすでに瀬鳴はネタ切れ
新しい作戦など浮かんでくるはずもない
｢東さん狙いやめます！多分無理なんで！｣
｢うわぁ 素直だね〜｣
きっぱりと答える瀬鳴に思わず犬飼は苦笑いを浮かべる
もとは前季ランク戦の策略のひとつとして東徹底狙いを始めその延長で今季も続けているだけであり何もそこに重心を置いているわけではない
｢それに私が東さん諦めても向こうは私のことを警戒していると思うので引き付けるだけ引き付けておこうかなって｣
｢それなら今回はフリーで動け｣
｢え、フリーですか？｣
｢自分で判断できない場合は俺が指示する｣
二宮は察していた
今季の瀬鳴は以前と違う
自分の意思で引き金を引き行動している
それは部隊にとって良い傾向にある
ポイントゲッターが増えたのだから文句などない
二宮の決定に他の隊員たちも異論はないようでウンウンと頷いている
｢それじゃあトリガーセットは普段通りのまま？｣
｢はい！｣
｢了解｣
いそいそと氷見は自分の席に着いた
どうやら仮想ステージへの転送時間が迫っているようだ
今回は市街地Bということでかなり射線が通りにくい
物体透視化の
選択したのは東隊なら東は既に対策を取っているだろう
自由行動が許可されたならそれに見合う戦いをしなければならない
徹底的な援護射撃を
確実に相手を苦しめる狙撃を
他の誰でもない己の存在証明を
柄にもなく緊張感が身を固めた
｢そんな怖い顔しないの｣
ピンッとおでこを突かれる
痛むおでこを擦りながら見上げると犬飼がいつもの笑みを浮かべていた
彼の後ろでは辻がグッと拳を握っている
どうやら緊張していることを気付かれたようだ
｢今回も頼りにしてるよ 瀬鳴ちゃん｣
｢＿＿っ！はい！！｣
力強く答えると彼らは笑った
ようやくいつもの瀬鳴に戻ったのだと実感したときタイミングよく転送が開始した
｢これは…雪？｣
目を開くとそこは白銀の世界
天候が雪だと設定されていることを理解するのに少々時間がかかってしまった
瀬鳴の転送位置は南東
まずは狙撃に適した建物を目指す
ラプターを小脇に抱えて雪の中走り出した
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あんず(プロフ) - 続編おめでとうございます！！ご自分のペースで構わないので、更新を続けて欲しいです！これからも応援してます！ (2021年12月17日 19時) (
レス) @page50 id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 夢主の解説が完全にニノだ…………！これ聞いてるニノもすごく頷いてそう。 (2021年12月14日 1時) (レス) @page42 id: 567a821487 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - 二宮隊かっこいいですよね！スーツ姿で弧月持ってるの本当に好きです！夢主ちゃんも末っ子感があって可愛いです！！ (2021年10月17日 22時) (レス) @page40 id: 25eb3d3bd0 (このIDを非表示/違反報告)
ナカジマ(プロフ) - すごい次の展開が気になりドキドキしています！これからも応援しています！頑張ってください！！ (2021年10月15日 12時) (レス) @page36 id: 94b7e990bf (このIDを非表示/違反報告)
男が苦手な辻 - ぎょえええ終わりですか…ストーリーもキャラ設定も二宮隊も大好きなだけに残念です… (2021年5月27日 2時) (レス) id: 43784786f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2021年1月10日 19時
