64話 ページ15
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合宿3日目
今日も今日とて厳しい訓練だった
あんなに頑張っても出来なかった太陽光貯蓄は今日の訓練開始早々に出来るようになった
これには先生たちも驚いていた
だから今日は闇個性の訓練をした
私の場合 グラム単位で体内から放出した闇をコントロールして活用していくわけなんだけど一度に放出できる闇の量を増やした
尚且つ 大量に出した闇をより細かく自分の思ったように動かせるように
そして物理的攻撃が出来るように訓練したのだがこれがまた辛い
私の個性は比較的キャパオーバーという概念が存在していない
けれど太陽光を吸収しすぎれば手のひらが焦げて火傷してしまう
1日に放出可能な闇の量はイコールで私の体重と同じ量になる
つまり太れば太るほど放出できる闇の量は増えるわけだけど一様私は女子なのでそれはやっぱり嫌だ
そんな訳で今までにない程 個性を乱用しまくったおかげで昨日よりもクタクタになった
今日も夕ご飯は自分たちで作らないといけないのだと思うと足が重たくなる
「ねえみんな！今日はご飯作って食べた後クラス対抗肝試し大会やるよ！！」
昨日同様 障子くんの隣で野菜を切りながら複製された口にキャベツを与えているとピクシーボブが嬉しそうに教えてくれた
「やったぁぁぁー！！」
「青春だー！！！」
「お前らは補習だ」
この時の補習組の残念な顔といったら可愛そうで可愛そうで仕方がなかった
「ほら お食べ」
「ありがとう月躬弖！… ってこれ雑草！？」
「キャベツだよ！！」
「うん！ごめんね！？！？」
私も疲労が溜まっているのでいつものテンションじゃなくなっている
キャベツが雑草に見えた上鳴くんが1番悪いけど その程度で怒ってしまった私も悪い
スタコラサッサと障子くんの隣に戻って包丁を握り直した
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夕ご飯を終えピクシーボブに外に集合するように言われたので動きやすい服装で来た
「じゃあみんなくじでもなんでも良いから決めて！」
峰田くんが泣きながら施設に戻っていったせいで1人余ってしまう
これはお決まりのネタ
「…どうせ私は1人ぼっちになるんだ」
私が1人なのは確定なので不貞腐れて落ちてた木の枝で地面に絵を書き始めた
「だ、大丈夫だよ！月躬弖さん！！」
「そうやで！1人になる方が珍しいんやからAちゃんか1人になるとは限らないって！」
緑谷くんとお茶子ちゃんが私を見て必死に励ましてくれたから少しだけ希望を持つことにした
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ここね(プロフ) - めっちゃよくできてる話ですね！すごく感動するし、夢主ちゃん強くて好きです！笑 (2020年2月24日 1時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» すっかり忘れていました汗 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 続編あったのですね！前作とリンクは繋げないのですかっ サクサクと読めつつ主ちゃんの活躍が多いのが良いです！更新頑張ってください！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - まんとひひ。さん» ありがとうございます！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
まんとひひ。(プロフ) - ばぐさん» いえいえ！応援しております！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 102958615f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月12日 21時
