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伏黒も葛波同様に呪霊を見て何となく察しているようだ
風姿も報告に近い
五条が描いた適当な絵でも理解できるようだ
｢ツナマヨ｣
｢そうですね｣
｢やっぱり五条先生？｣
当たり前のように話す3人を見て驚いたような反応をする加茂
狗巻がおにぎりの具しか話さないのに意思疎通ができていることが気になるようだ
しかし今はそんなことを話している暇はない
相手は領域を使う恐れがある
とりあえず距離を取って五条の所まで後退するのがベストだろう
そう話している間に彼らの背後に回り込んでい呪霊は伏黒が持っていたスマホ目掛けて攻撃を放った
パキャッと音を立ててスマホから根が生えた
『動くな』
狗巻の呪言で呪霊の動きを止める
その間に加茂が術式を発動
＿＿＿＿
事前に用意しておいた輸血パックから自身の血液を取り出して武器を形成する
呪霊の頭部に当てるもダメージはない
間髪入れずに鵺と伏黒が攻撃を仕掛けるもあまりの硬さにダメージは与えられない
後退するにも呪霊の機動力が高いため逃げ切れる保証はない
どうするべきか悩んでいる時彼らの脳内に言葉が流れ込んできた
呪霊から放たれる音は理解できないのに意味は理解できる
｢ひっ…！｣
｢気持ち悪ィな…！｣
得体の知れない感覚に鳥肌が立つ
葛波は思わず両耳を抑えた
それでも脳内に言葉は流れ続ける
葛波の両肩を支えるように加茂は抱きしめた
｢呪いの戯言だ 耳を貸すな｣
｢は､はい…｣
｢低級呪霊のソレとはレベルが違いますよ｣
聞こえてくる言葉の口調は穏やかで柔らかい
しかし内容は決してそんなものではない
恐らく独自の言語体系を確立している
狗巻と葛波を後ろに下げ戦闘態勢に入る4人を見て呪霊は言った
『死して賢者となりなさい』
重い言葉にグッと息を飲んだ伏黒の背後から弓矢が飛んだ
矢は見事に呪霊の目元に刺さった
その隙を狙って4人は駆け出した
準1級術師3人と2級術師が1人
決して劣勢とは言えないが彼らの相手は未確認の特級呪霊
戦うより逃げるを選択するのが最適だ
より障害を利用できるように建物の中を走る
それでも呪霊は建物を破壊しながら追ってくる
｢大丈夫ですか狗巻先輩｣
｢しゃけ｣
グビッと喉薬を飲む狗巻
｢来るぞ！｣という加茂の声に合わせて再び狗巻が呪霊の動きを止めた
そのタイミングを狙って加茂が攻撃を放った
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raru58063503(プロフ) - このお話大好きで何回も読み返してます！！ (2022年10月8日 23時) (
レス) @page36 id: 95468c547b (このIDを非表示/違反報告)
ふーか(プロフ) - 伏黒とどうなっていくのか楽しみです！！引き込まれるようなお話でワクワクしました！ (2022年2月6日 6時) (レス) id: 638dc06db7 (このIDを非表示/違反報告)
無量クーポン - ヤベェくそおもろい← (2022年1月20日 19時) (レス) @page17 id: f5549b5e83 (このIDを非表示/違反報告)
Sol(プロフ) - 何回も一気読みしました！！お話の続き楽しみにしてます (2022年1月8日 16時) (レス) @page35 id: 11f64c7a6d (このIDを非表示/違反報告)
小春日和 - この作品とても面白くて好きです。葛波ちゃんの誕生日がまさかの私と一緒で笑っちゃいました。 (2022年1月4日 11時) (レス) id: f0a1c41359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年12月27日 17時
