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妃旗side
向井を連れて隊室に戻った
程よく私物が置かれている隊室は自室のように居心地がいい
私もそうだが3人揃って綺麗好きなこともあり部屋が乱れていることはほぼない
たまに彼方さんの大学のレポートが散乱していることがあるが気が付いたら片付いているのがほとんど
｢ここの空いてるロッカー使ってね｣
｢はい｣
｢向井…
じゃなくて優雅って呼んでいいかな？｣
｢勿論です 俺も名前で呼んでいいですか？｣
彼方さんの提案に向井は頷いた
私も流れに乗って名前で呼ぶことにしよう
同じ部隊だし同い年
話しやすそうだからきっといい仲間になる
マイさんも嬉しそうで優雅の隊服を作り始めてしまった
私は楽しそうな3人を見てこっそり笑った
｢優雅はあと何ポイントでB級昇格？｣
｢200くらいだったと思う｣
｢じゃあランク戦すればすぐだね｣
私がそう言うとマイさんは呆れたような表情をして溜息をついた
｢そんなこと言うのはAか太刀川くんしかいないわよ｣
｢…そうなの？｣
マイさんの言葉に驚いて彼方さんに聞くと苦笑いをして｢そうだよ｣と言われた
そうなのかと1人納得しながらソファにダイブすると優雅は隣に腰を下ろした
それからマイさんが持ってきた入隊申請やら何やらに記入を始めた
｢優雅が入るから攻撃手2人になるのか｣
｢そうね 結構前衛な部隊になるわね｣
｢そうなると作戦も変えないとだな｣
年上コンビの会話を右から左へ聞き流しながら優雅の書類に目を通す
丁寧に書かれた名前は随分整っている
優雅の肩に腕を回して覗き込むと｢どうした？｣と笑われた
なんでもないよと答えると優雅はまた書類に視線を戻した
｢あのさ相談したいことあるんだけど｣
優雅の背中にもたれかかったまま私がそう言うと彼方さんたちはこちらに視線を向けた
普段から何の前振りもなく行動する私から相談なんて言葉を使ったことに驚いているようだ
｢射手になろうかと思ってる｣
｢え？…弧月は？｣
｢トリガーセットには入れておこうと思うけどメインは弾トリガーにするつもり｣
｢なんでまた急に｣
マイさんは凄く驚いた表情で私を見た
攻撃手として上位にランクインしてる私が急に射手に転向するだなんて言うと思っていなかったのだろう
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弓月有無％(プロフ) - コメント失礼致します！！描写力が凄くて過去編まで来て思わず悲涙？落涙してしまいました、ストーリーも迚も読みやすく面白かったです！また気が向いたら更新して下さると嬉しいです、他作品も拝読させて頂きます。無理のない程に頑張って下さい是から応援しております (4月27日 20時) (
レス) @page39 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
なのこ5546(プロフ) - 更新ありがとうございます！嬉しいです！！ (2022年10月16日 22時) (レス) id: 88c8eec9ab (このIDを非表示/違反報告)
おと(プロフ) - 更新してくださり本当にありがとうございます！！めちゃくちゃうれしいです涙 (2022年9月27日 19時) (レス) @page33 id: c4a16c735a (このIDを非表示/違反報告)
仔犬(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2022年9月25日 20時) (レス) @page32 id: 8b2aa36d50 (このIDを非表示/違反報告)
moeka(プロフ) - 続きの更新がなくて寂しいです。更新して下さると嬉しく思います。待ってます。 (2022年5月30日 23時) (レス) id: e6820645c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年12月2日 20時
