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出水side
チーム形式の模擬戦
こういうやり方で訓練するのは久しぶりだ
太刀川隊・冬島隊・風間隊での合同訓練
今俺らがいるのは市街地A
天候は晴れという王道ステージ
あまり時間は掛けられないということで三つ巴で行うことになった
そうなると圧倒的に不利なのは冬島隊
万が一 俺らと風間さんたちが手を組んだら冬島隊唯一のアタッカーである妃旗は真っ先に狙われることになる
いくら機動力がバカみたいに高くてもこの人数相手には苦戦するだろう
そんなことを考えていると訓練開始のブザーがなった
「太刀川さんどうします？」
「んー どうしようかねー」
顎に手を当てて考える太刀川さん
そんな仕草をしているけれど実際は考えているような表情はしていない
もう考えは決まっているんだろう
「まずは妃旗を見つけるか」
「ですよねー」
大通りに向かって歩きだす太刀川さん
何回か妃旗と対戦して学んだことがある
妃旗は基本的に足を止めることがない
常にステージ内を移動している
一人しか近接型要員がいないとなれば必然の行動だ
万が一
「あ…ミスった」
腕をグッと伸ばして軽く背伸びをしているとよく知った声が聞こえた
思わず｢は？｣と声を漏らしてしまった
十字路でタイミングよく遭遇したのはまさに探していた妃旗
嬉しそうに笑う太刀川さんと反対に妃旗は｢やってしまった｣と言わんばかりの表情を浮かべている
「わざわざ自ら来てくれるとはね」
「お前バカだな レーダー確認しろよ」
妃旗に向かって太刀川さんが走り出す
俺も太刀川さんと一緒に妃旗を追う
｢マジか｣と小さく呟いて妃旗は来た道を戻り始めた
「冬島さん！ちょっと助けて！」
弧月二本持ちとは思えないような相変わらずの軽快な走りっぷりに苦笑してしまう
右耳を軽く押さえながら妃旗は冬島さんに助けを求めた
妃旗にしては珍しくかなり早めに冬島さんを召喚した
いつもならあと5分はこの鬼ごっこ状態を続けるのだが今日はあっさりやめるらしい
それでも妃旗は一切スピードを落とさず市街地を走り回る
深追いしたいところだけど太刀川さんと俺は足を止めた
「下手に動くとトラップに捕まるからな」
「ウッス…！」
一度足を止めてしまうと妃旗はあっという間に姿を消した
そして結局最後まで姿を見ることはなかった
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙様お久しぶりです！私もワートリ再熱して書いてしまいました笑 ありがとうございます！今日も一日頑張ってください！ (2020年11月5日 5時) (
レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - まって！今ちょうどワートリ再熱してるんですけど、ワートリとばぐさんとか最高すぎん？って感じです！今まだ読んで無いんですけど絶対読むので読んだらまたコメントしますね！あーー楽しみ！生きる糧にして取り敢えず明日の学校頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえて嬉しい限りです！前々からワートリの作品を書きたいと思っていたので本当に嬉しいです！これからもご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 5時) (レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - ばぐさまの作品全て読ませて頂かせてます！どの作品もとても大好きな神作者さんがとても大好きなワートリの小説を書いてくださるなんて感無量です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年10月8日 20時
