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「本当に旋空10発放つ奴がいるかよ」
半分呆れながら地面に座り込んでしまった妃旗に手を伸ばす
トリオン切れ寸前で力が入らないようだ
ちなみに人型近界民は俺らと狙撃手陣とB級チームで連携して何とか拘束した
はずだったんだけどワープ使いの近界民によって回収されてしまった
東さんがこれ以上深追いはしない方がいいって言ったから大人しく手を引いた
「一瞬
「ここで妃旗いなくなると困るんだけど」
「ごめんって」
疲労とはほとんど無縁のこの状態で一番重要なのがトリオン
妃旗は攻撃手にしてはトリオン量が多い方だけれど俺よりは少ない
今回は旋空だけでなく
それにしても
久しぶりに妃旗の
攻撃手のくせに合成弾まで作れそうな勢い
「出水 少しトリオンちょうだい」
「はいはい 今回だけだからな」
「…ありがと」
手を繋いでやると少しずつトリオンが妃旗に流れていく
立ち上がる力ができたようでゆっくりとした動作で足に力を込めた
それを手伝うように手を引いてやるとインカムから東さんの声が届いた
『お疲れ様 妃旗大丈夫か？』
「ギリギリっすね
でもここで妃旗に
『あまり無理させるなよ
人型近界民は妃旗の機動力を認めていたから狙われる危険がある』
東さんの言葉にドキッとした
米屋は｢なるほどね｣と呟いている
たしかに妃旗の機動力は尋常じゃない
黒トリガー相手にあれだけ対応できる存在は向こうからしたら気になって仕方がないかもしれない
トリオン量も決して悪くはない
忘れかけていた迅さんの言葉を思い出して唐突に不安な気持ちになった
数分後の未来には妃旗がいないかもしれない
今繋いでいる手も届かないような場所に行ってしまうのかもしれない
そう思うと冷や汗が頬を伝った
「出水？大丈夫？」
「…あー うん」
「キツかったら下がっててね
トリオンも貰ったから私がやるよ」
そっと手を離された
妃旗の温い温度が離れていったことで俺の不安は更に増してしまったことなど妃旗は知る由もない
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙様お久しぶりです！私もワートリ再熱して書いてしまいました笑 ありがとうございます！今日も一日頑張ってください！ (2020年11月5日 5時) (
レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - まって！今ちょうどワートリ再熱してるんですけど、ワートリとばぐさんとか最高すぎん？って感じです！今まだ読んで無いんですけど絶対読むので読んだらまたコメントしますね！あーー楽しみ！生きる糧にして取り敢えず明日の学校頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえて嬉しい限りです！前々からワートリの作品を書きたいと思っていたので本当に嬉しいです！これからもご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 5時) (レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - ばぐさまの作品全て読ませて頂かせてます！どの作品もとても大好きな神作者さんがとても大好きなワートリの小説を書いてくださるなんて感無量です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年10月8日 20時
