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妃旗side
「やだ〜！Aちゃん帰らないで〜！」
私の腰に抱きついて離れない国近さん
結構力が強くてちょっと苦しい
出水に助けを求めるけど知らん顔された
裏切り者め 絶対に許さない
太刀川さんは大学のレポートが溜まっているらしくて死にそうな顔でパソコンに向かっている
ついさっき噂の風間さんがやってきて怠けていた太刀川さんに喝を入れていた
「ここに泊まればいいじゃん」
「いやいやいや…帰らせて？」
「やだぁ〜！柚宇とゲームするの〜！」
何がなんでも離さないと言わんばかりに力をこめる国近さん
そろそろ吐きそうで怖い
小さい子のようにぐずる国近さんをあやしながら再び床に腰を下ろした
明日は学校があるから早めに帰りたいんだけど解放してくれそうにもない
どうしたものかと困り果てていると国近さんが顔を上げた
「Aちゃん太刀川隊に入ってよ」
「それは流石に無理」
「いいじゃん 唯我いらないもん」
「…可哀想に」
国近さんにまで｢いらない｣と言われるとは唯我が可哀想
でも確かに唯我が冬島隊に入隊するって言われたら全力で断るかもしれない
国近さんの言葉を聞いた太刀川さんがパソコンから視線を私に変えた
「そうしろよお前なら大歓迎 な？出水」
「俺も賛成」
「今すぐ隊服作ろうよ！」
ノリノリな太刀川隊
本格的に唯我が可哀想になってきた
そんなテンションについていけなくて｢ははっ｣と乾いた笑い声を出すことしかできなかった
…太刀川隊ね
三人は好意100％で話してるんだろうけど私は少し胸が痛んだ
一年前も同じような話をした気がする
誰も覚えてないんだろうけど
「私帰るね お邪魔しました」
国近さんが離れた間にドアに向かう
このチャンスを逃したら本当に帰れなくなってしまう
ドアに手をかけた時太刀川さんが言った
「本気で考えておけよ 今の話」
思わず手が止まってしまった
まさか太刀川さんがそんなことを言うと思わなかった
私が黙っていれば自分の言いたいことだけ言ってくる太刀川さんに少しイラッときた
「入隊拒否したのは太刀川さんじゃん」
少しだけ声が震えた
三人がどんな表情をしているのか怖くて振り返ることができなかった
私は逃げるように太刀川隊を去った
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ばぐ(プロフ) - 海宙さん» 海宙様お久しぶりです！私もワートリ再熱して書いてしまいました笑 ありがとうございます！今日も一日頑張ってください！ (2020年11月5日 5時) (
レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
海宙(プロフ) - まって！今ちょうどワートリ再熱してるんですけど、ワートリとばぐさんとか最高すぎん？って感じです！今まだ読んで無いんですけど絶対読むので読んだらまたコメントしますね！あーー楽しみ！生きる糧にして取り敢えず明日の学校頑張ります！ (2020年11月4日 22時) (レス) id: c037788408 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - おかかのおにぎりさん» ありがとうございます！そんなふうに言ってもらえて嬉しい限りです！前々からワートリの作品を書きたいと思っていたので本当に嬉しいです！これからもご愛読よろしくお願いいたします！ (2020年10月16日 5時) (レス) id: 16d499b4b1 (このIDを非表示/違反報告)
おかかのおにぎり(プロフ) - ばぐさまの作品全て読ませて頂かせてます！どの作品もとても大好きな神作者さんがとても大好きなワートリの小説を書いてくださるなんて感無量です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年10月15日 21時) (レス) id: 64b2331bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年10月8日 20時
