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船越さんが余っていた指定席の券を譲ってくれたので比較的混雑が少ないエリアで花火を見れることになった
だが問題がひとつある
船越さんがくれた指定席券はペア用だったということだ
ペアの席に３人で座っても怒られることはないのだが狭い とにかく狭い
だけど今更どこかに移動する訳にもいかなくてぎゅうぎゅう詰めになって３人で座っている
「なにこれ ウケるんだけど！！」
「あはっ！お腹痛い…！」
「最悪 距離近すぎ…」
180越えの男子高校生２人と女子高校生が一緒に座っているだなんてシュールすぎる
買ってきたおにぎりを食べるにも肘が当たって自由がきかない
古森と私は面白すぎて終始笑いっぱなし
佐久早も文句を言ってはいるもののなんだかんだ言って楽しそう
「そうだ！今のうちに写真撮ろうよ！」
「…いいけど」
夏の魔法をかけられたのか写真嫌いの佐久早が許可してくれた
古森がルンルンで写真を撮る
私に高さを合わせるために２人は少し背を丸めて映り込むのが面白くてやっぱり笑ってしまう
他校からは怖いとか話しかけにくいって思われている私たちだけど皆と同じ高校２年生だ
いつも勝ってばかりじゃない
いつも圧勝できるわけじゃない
いつも楽しいわけじゃない
いつも１番でいられるわけじゃない
皆と同じ高校生でバレーボーラーだけど皆と違うことがあるとしたら
落ちる怖さを知っているということだ
下から上に登るのは容易だが
上から更に上に登るのは難しい
私は�牴�者�瓩噺世錣譴襪里�嫌いだ
独裁的で冷めた人間のように感じるからだ
私たちだってこの前までは挑戦者だった
登る苦しさも知っている
勝たなければならないというプレッシャーを抱えながら戦っているとどうしても他校よりも達観してしまうことがある
それ故に近づきがたいと思われるんだろう
だけど私たちはまだ子供で
楽しいこともしたいし仲間と笑い合いたい
全部知っているから信じられる
信じられるから強気な発言ができる
それで友達が出来ないのならばそれでいい
「来年も一緒に来ようね」
「また新しい浴衣買う？」
「同じのでいいだろ」
私は
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らおう - ほんと俺に面白かったです！！これからも頑張ってください！！ (2021年6月20日 17時) (
レス) id: 167c20847a (このIDを非表示/違反報告)
Rena．(プロフ) - 稲荷崎のジャージって赤系の色だった気がするのですが… (2020年7月29日 20時) (レス) id: 1c1efba1d7 (このIDを非表示/違反報告)
rye(プロフ) - 46ページの鴎台の台が対になってますよ、！ (2020年5月3日 18時) (レス) id: 17d389d2ff (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - 更新ありがとうございます！続き楽しみにしてます！ (2020年4月29日 9時) (レス) id: 204a8dc5ce (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 犬になりたいさん» ありがとうございます！やはり夢がある女の子はかっこいいですよね！更新頑張ります！ (2020年4月28日 17時) (レス) id: f0730c5fd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年4月19日 21時
